●モスクワでイランのアンサリ駐ロシア大使と会談した、ロシア外務
省次官は会談の席上、イランに対し自国の核問題を巡って、IAEAと
建設的な協力を行うよう改めて呼びかけた。
ロシア外務省が明らかにしたところによると、今回の協議ではイラ
ンの核プログラムに付いて意見が交わされ、ロシア側はIAEAと建
設的な協力を行い、またこの問題をめぐって依然として残されたい
る、IAEAの疑問に回等を出すことを目的に、イランが然るべき信頼
措置をとることが重要だと強調した。
●パレスチナのアッバス議長は、14~15日にかけてロシアを訪問す
る。パレスチナの駐ロシアのムニエム大使が明らかにしたところに
よると、ロシア訪問中アッバス議長は、パレスチナの危機的状況を
打開するため、ロシア政府指導部に対し支援を要請したい考え。
また同大使は欧米諸国がパレスチナへの直接援助を中止するなか、
今月初旬にロシアがパレスチナ市民に、1千万$相当の支援を行った
ことに感謝の意を述べている。
さらに最近EUと中東和平仲介役4者が、パレスチナに送られる資金
をコントロールするためのシステムを、創設する提案を行ったことに
対し、これを歓迎すると述べている。
●アメリカではイラク戦争に反対する、大規模な抗議行動が始まった。
「犠牲者の沈黙、生きる者の声」というスローガンを掲げた抗議行動
は、複数の社会団体の主催により、5月第2日曜の母の日に併せて
行われる。
一方アメリカの対イラク政策は依然として、ブッシュ大統領の支持率
に否定的な影響を与えている。
●インドネシアのバリ島では、発展途上国8カ国D8の首脳会議が開幕
し、経済協力、原子力を含めたエネルギー分野の協力の在り方に付
いて話し合いが行われる。
また今回の会議を持って議長国が、現在のイランからインドネシアへ
移ることになっている。
●石油天然ガス開発のサハリン・プロジェクトを推進するサハリンエナ
ジー社は、日本の東北電力との間で年間42万トンの液化天然ガス
供給に関する契約を承認した。
ガスの供給は2010年から20年間に渡って、サハリン南部に建設さ
れた天然ガス液化工場から送られることになる。
●韓国の南北統一省が明らかにしたところによると、北朝鮮と韓国は
両国の軍事境界線を縦断して、南北を結ぶ鉄道の試運転を今月25
日行うことで合意した。
●ハバロフスク州の天然資源省によると、モニタリング調査の結果アム
ール川の給水網の水質は、主にテノール及び重金属によって慢性的
に汚染されていることが確認された。
一方この調査の結果、ハバロフスクやアムール地区の給水網に流れ
る沿岸水の水質は衛生基準を満たしている。
●ロシアは予定よりも半年早い、今年7月1日資本の持込や持ち出しの
際の。あらゆる制限を撤廃する。
●プーチン大統領は、ロシア国営ラジオ・テレビ放送会社の幹部と会談
を行い、そのなかで2008年に、いずれかの者を大統領の候補として
推薦するつもりだが、その候補者を強引に次期大統領にするつもりは
ないと言明した。