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フランスのパリで開かれた児童虐待防止対策会議に付いて

2007-04-20 | ラジオ
子供の人権と安全を保障するためには、全ての学校をはじめとした社会の
様々な機関や団体の支援が必要不可欠だ。
プーチン大統領夫人はフランスのパリで開催された、児童虐待防止対策会
議に出席したなかでこのように述べた。
この会議は児童失踪、児童虐待国際センター・ICMECの主催で開かれたも
ので、フランスのシラク大統領夫人を議長としてロシア大統領夫人それにス
ウェーデンやベルギーの王妃、エジプトの大統領夫人などがこれに出席した。

このほか会議にはEU、国際警備警察機構・インターポールなど国際団体の
代表者も参加している。
またフランスのシラク大統領が会議の開会の挨拶に立った。会議で演説を
行ったプーチン大統領夫人は、現代社会において必要なのは勉強を教える
能力を有するだけでなく、子供達を精神的に支えることが出来る教師である。
そして教師という仕事に対しては、高い賃金が支払わなければならないと述
べ、何故なら子供達と最も多くの時間を共有しているのが教師だからだと強
調し、さらに次のように語っている。
「教育者、学校の教師という職業の権威を高めることか不可欠だ。職業の権
威を高めるというのは、どういうことを指すのだろうか。それは勿論その職業
に携わる人々の賃金を引き上げるということだ。しかしながらロシアでも、また
その他の国々でも教育者や教師の給料に付いては、まだまだ改善の余地が
ある。私達はどうしてか、教育者という職業が現在重要なものであることを認
めようとしていない」
プーチン大統領夫人は、このように述べた。

またプーチン大統領夫人は新たなタイプの、保育機関や教育機関を創設する
ことに特別な注意を払うよう呼びかけている。そのためには国際的な協力が必
要だとの考えを示した上で、今この分野での国際協力をスタートさぜることによ
って、私達は人々を結束させ相互作用を促し、児童虐待のみならず世界の暴力
のレベルを下げるような、世界共通の教育システムを築き上げることが出来る
だろうと強調した。

この国際会議の成果として、子供の失踪に関するヨーロッパ共通のホットライン
開設に向けた作業を開始するという決定がなされた。
また会議終了に採択された共同声明では、組織犯罪に効果的に対抗していくた
めには、多国間によるグローバルなアプローチが必要不可欠であり立法機関、司
法機関、治安機関それに社会団体がひとつとなって問題に取り組んでいく必要が
あると指摘されている。

また会議の出席者らは市民社会に対し、児童保護を目的とした活動に参加するよ
う呼びかけると共に、近く欧州委員会によってヨーロッパで開催される児童の権利
に関するフォーラムの成功を祈念した。

毒になる親

毎日新聞社

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1月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル