高村外務大臣は、日本に駐留しているアメリカ軍基地の地位に関する合意を見
直す考えであることを明らかにした。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
高村外相によるとこの合意の見直しは、日本に駐留しているアメリカ軍人による
犯罪が、このところ頻発している事に関連したものだとしている。
実際今年のはじめから日本では、アメリカ兵による一連の犯罪が続いている。
そのなかで最も重いものは、大きな衝撃を与えたものは、沖縄でのアメリカ兵に
よる未成年者に対する暴行だった。
それほどの重犯罪でなくても、もちろん社会生活をきちんと送っている日本の人
々の家に進入したりとした事件もある。
当然こうしたものでも許されるものではない。
そうした家宅侵入事件の最近のものとしては、ひどく酔っ払ったアメリカ海兵隊員
が窓を壊して侵入し家の中にあがりこみ、休んでいたという例もある。
そしてついにあらゆることから判断して、日本の人々の堪忍袋の尾が切れた事件
が起きた。
先週アメリカ軍基地のある横須賀で、警察は何者かによって殺害されたタクシー
運転手の遺体を発見した。
そしてタクシーの中から、アメリカ軍の脱走兵の私物とクレジットカードが発見され
た。遺体の発見から2日後、アメリカ軍の警察がこの脱走兵を、東京の地下鉄内で
逮捕した。
ここで思い出して欲しいのは、日本におけるアメリカ軍部隊の地位に関する現行の
合意によると、アメリカ側は同盟国である日本に対して、脱走兵に関する情報を知
らせる義務は負っていないと言うことだ。
これに関して高村外務大臣は、脱走兵と言ってみれば自主的に部隊を離れた人と
の間には、当然本質的な違いがあることは判っているが、どの様な場合にしても日
本の治安維持緒機関には、潜在的に犯罪を犯す可能性の或る人物、或いはすで
に犯罪歴のある人物の居場所に付いて、情報が与えられるべきだとの考え方を示
している。
こうしたことを受けて、先週日本国内ではアメリカ軍部隊の地位の見直しを求める集
会が開かれた。
そうした集会の中で最も大きなものが開かれたのは、巨大なアメリカ軍基地を日本で
一番多く抱えている沖縄県だった。
日本の野党・第一党である民主党の鳩山幹事長は、すでに2月に声明を発表し、そ
のなかで日本は駐留米軍基地の日本からの撤退を、粘り強く成し遂げなければなら
ないと強調している。
このコメントの最後に或る数字を挙げておきたいと思う。
昨年1年間、沖縄県一県だけで刑事犯として逮捕された、アメリカ軍人の数は46人に
上っている。
3月27日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
直す考えであることを明らかにした。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
高村外相によるとこの合意の見直しは、日本に駐留しているアメリカ軍人による
犯罪が、このところ頻発している事に関連したものだとしている。
実際今年のはじめから日本では、アメリカ兵による一連の犯罪が続いている。
そのなかで最も重いものは、大きな衝撃を与えたものは、沖縄でのアメリカ兵に
よる未成年者に対する暴行だった。
それほどの重犯罪でなくても、もちろん社会生活をきちんと送っている日本の人
々の家に進入したりとした事件もある。
当然こうしたものでも許されるものではない。
そうした家宅侵入事件の最近のものとしては、ひどく酔っ払ったアメリカ海兵隊員
が窓を壊して侵入し家の中にあがりこみ、休んでいたという例もある。
そしてついにあらゆることから判断して、日本の人々の堪忍袋の尾が切れた事件
が起きた。
先週アメリカ軍基地のある横須賀で、警察は何者かによって殺害されたタクシー
運転手の遺体を発見した。
そしてタクシーの中から、アメリカ軍の脱走兵の私物とクレジットカードが発見され
た。遺体の発見から2日後、アメリカ軍の警察がこの脱走兵を、東京の地下鉄内で
逮捕した。
ここで思い出して欲しいのは、日本におけるアメリカ軍部隊の地位に関する現行の
合意によると、アメリカ側は同盟国である日本に対して、脱走兵に関する情報を知
らせる義務は負っていないと言うことだ。
これに関して高村外務大臣は、脱走兵と言ってみれば自主的に部隊を離れた人と
の間には、当然本質的な違いがあることは判っているが、どの様な場合にしても日
本の治安維持緒機関には、潜在的に犯罪を犯す可能性の或る人物、或いはすで
に犯罪歴のある人物の居場所に付いて、情報が与えられるべきだとの考え方を示
している。
こうしたことを受けて、先週日本国内ではアメリカ軍部隊の地位の見直しを求める集
会が開かれた。
そうした集会の中で最も大きなものが開かれたのは、巨大なアメリカ軍基地を日本で
一番多く抱えている沖縄県だった。
日本の野党・第一党である民主党の鳩山幹事長は、すでに2月に声明を発表し、そ
のなかで日本は駐留米軍基地の日本からの撤退を、粘り強く成し遂げなければなら
ないと強調している。
このコメントの最後に或る数字を挙げておきたいと思う。
昨年1年間、沖縄県一県だけで刑事犯として逮捕された、アメリカ軍人の数は46人に
上っている。
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3月27日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル