考古学者たちは西暦698年から926年まで、およそ200年間、満州から朝鮮半島北部、そしてロシアの沿海地方にかけて、かつて存在していた国家渤海の秘密を解くカギを探している。
ロシアと韓国の専門家達による、考古学調査は渤海の古い都の廃墟を発掘する、3回目のシーズンをスタートさせた。
渤海はロシアの極東に形成された最初の国家で、現在の満州の幅広い領域に200年以上存在していた。
ロシアの声からの電話インタビューに対して、今回の発掘調査作業のリーダーを務めるロシア極東諸民族歴史考古民俗学研究所の原始考古学課長は、渤海が誕生するまで沿海地方には幾つかの種族が、個別に住んでいたに過ぎない。
我々はすでに渤海の古都・(?)跡を発掘して3年目に入った。
この古都(?)は恐らく渤海という国家の中央部ではなく、地方にあったと見られている。
我々がその発掘に着手したのは2年前で、発掘開始間もなく巨大とも言ってもよい建物跡にぶつかった。この建物は明らかに住居ではなく、行政機関の宮殿のようなもので多くの(???)造りの壁と、それに仕切られた部屋のような場所を持っていた。
そのそれぞれの部屋には、現在でも東アジアの国々に存在する、オンドルタイプの暖房システムもあった。
このシステムはロシアのペチカと違って、家を温める煙の道が床の下を通っていた。
宮殿タイプのそうした建物の発見は、ロシア沿海地方では初めてのことで、渤海の首都が置かれていた現在の、中国領内でも幾つか同じような建築物が見つかっている」
原始考古学課長は、このように述べている。
※(?)は聴き取れず
※(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない
※古代国家・渤海の謎を求めて(2)へ続く
8月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
ロシアと韓国の専門家達による、考古学調査は渤海の古い都の廃墟を発掘する、3回目のシーズンをスタートさせた。
渤海はロシアの極東に形成された最初の国家で、現在の満州の幅広い領域に200年以上存在していた。
ロシアの声からの電話インタビューに対して、今回の発掘調査作業のリーダーを務めるロシア極東諸民族歴史考古民俗学研究所の原始考古学課長は、渤海が誕生するまで沿海地方には幾つかの種族が、個別に住んでいたに過ぎない。
我々はすでに渤海の古都・(?)跡を発掘して3年目に入った。
この古都(?)は恐らく渤海という国家の中央部ではなく、地方にあったと見られている。
我々がその発掘に着手したのは2年前で、発掘開始間もなく巨大とも言ってもよい建物跡にぶつかった。この建物は明らかに住居ではなく、行政機関の宮殿のようなもので多くの(???)造りの壁と、それに仕切られた部屋のような場所を持っていた。
そのそれぞれの部屋には、現在でも東アジアの国々に存在する、オンドルタイプの暖房システムもあった。
このシステムはロシアのペチカと違って、家を温める煙の道が床の下を通っていた。
宮殿タイプのそうした建物の発見は、ロシア沿海地方では初めてのことで、渤海の首都が置かれていた現在の、中国領内でも幾つか同じような建築物が見つかっている」
原始考古学課長は、このように述べている。
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※(?)は聴き取れず
※(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない
※古代国家・渤海の謎を求めて(2)へ続く
8月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル