1010 Radio

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バイカル経済フォーラムの話題から、ヨーロッパとアジアを結ぶ新たな輸送路としてのロシア

2010-09-13 | ラジオ
ロシアの大統領府長官は7日、東シベリアのイルクーツクで開かれているバイカル経済フォーラムで演説し、ロシアをヨーロッパとアジアを結ぶ、巨大な輸送路にしたい考えを明らかにした。
ロシア国内の輸送インフラを開発することにより、ヨーロッパとアジア太平洋地域を結ぶ、6回目を迎えるバイカル経済フォーラムでは、この構想に付いて話し合う専門会合も開かれている。

長官は次のように話している。
「ロシアは歴史的にもヨーロッパとアジアの橋の役割を果たして来た。今日における課題は政治文化のみならず、文字通りでの意味で橋となることだ。ユーラシアには巨大なパイプライン、鉄道、自動車道、海と空の道が不可欠だ。
21世紀におけるシルクロードに当たるものを造らなくてはいけない。先ずはエネルギーインフラから始める必要がある。
この分野ではすでに大きな進展があった。東シベリアと太平洋沿岸を結ぶ、石油パイプラインが建設されている。

経済成長著しいアジアとヨーロッパを結ぶ輸送は、これまで殆どがユーラシア大陸、さらにはアフリカ大陸さへ迂回する形で行われてきた。
費用も必要な時間も膨らんでしまう。例えばスエズ運河を通ってアジアに物資を運ぶ場合40日間を要する。これに対しアジア諸国と、目と鼻の先にある、ロシア極東の港まで鉄道を使えば11日で着いてしまう。
2012年までには1週間まで削減((「短縮」と言うべき)することを見込んでいる。
またヨーロッパ、ロシア、アジア太平洋を結ぶ空の便を発展させるための、空港のネットワークの整備も計画されている。
ロシアの北、北極海をロシアの砕氷船と共に通り、ヨーロッパからアジアを結ぶ航路に付いても、すでに試験的な航海が行われている。
北方航路と呼ばれるこのルートもまた、これまでと比較して大幅なコスト削減が期待される。
また自動車道では中国からカザフスタンを経由して、ロシアに向かうルートも検討されており、その先のヨーロッパへ向かうため。ロシア側の終点をカリニグラードに置くか、また北の都サンクトペテルブルクに置くか近く決定が下される。
こうした輸送事業は検討を経て実質的な段階まで進んでおり、バイカル経済フォーラムの中でも、具体的なインフラ事業への外国(???)が検討されている」

(???)は何語だ???

9月8日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル