日本は尖閣諸島沖の東シナ海で逮捕した、中国の漁船船長を釈放した。
この決定は極めて政治的なものと思われる。裁判所は9月29日に、船長の行為に付いて法律的な判断を下すことになっていた。
漁船は日本側の主張によると、日本の領海を侵犯し船長は追跡から逃れようとし二度、恐らく故意に自分の船を日本の海上保安庁の巡視船にぶつけたと言うことだ。
一方、中国側は漁は自国の領海内で行われていてたと主張している。ここで注目すべき点は台湾が、中国をこの件で同一歩調を取り連帯しているという点だ。
一方でこの事件はアメリカを苛立たせないではいられなかった。
まして12月には問題の海域で日米の合同演習(※男性アナウンサーは「えんしょう」と言った)が予定されている。
そのシナリオはテロリストの攻撃から自分達の領土を解放するというもので、ま、一言で言うならば日中間の闘いはヒートアップして行き、おまけにそのスピードも速まるのではないか。
そんなふうにロシア科学アカデミー極東研究所の主任研究員ベルゲル氏は見ている。
「そうしたこと全ての裏には大変深刻な問題が横たわっている。東シナ海のガス田開発問題だ。中国のインターネットサイトには、大変強硬な反日論文が現れた。
例えばその中の一つには、中国における日本に対する嫌悪感、また憎しみというのは遺伝子のレベルのものだというものさへある。総じて大変激しい非難合戦が始まりヒートアップのいつもの段階を辿っている。
日本では反中国的な政治家と見なされている人物が、新しい外務大臣に任命された」
主任研究員は、この様に指摘している。
中国は日本に対するレアメタルの輸出を禁止した。こうした決定にお返しをすることは、日本側にとって中国人船長解放よりも、遥かに難しいと言うことはハッキリしている。
それは日本の電子(?)航空宇宙産業さらには、原子力産業の息の根を止めるものだからだ。
日本政府(※恐らく政府と言ったつもりかもしれないが「せ」しか聞こえない)は今のところ、これを貿易取引全体に対する禁輸措置として捉える気は無いが、最大の経済的なパートナーである中国との交流が悪化するのではないかと真剣に憂慮している。
いずれにしても中国側は積極的に攻勢に出、この地域におけるゲームにおいて自分のルールを押し付け、グローバルなポジションを強化しようと試みている。
再び主任研究員の意見を紹介したいと思う。
「こうしたこと全ては世界で変化しつつある中国の役割と関連している。中国の立場は政治経済また地政学的な領域で、ますます強まっておりこのことは当然のことながら日本そして、その他の中国の近隣諸国の不安を掻き立ている。
これら全ての裏に中国が強大化することを恐れ、或いは望まない、それをどうにか妨害したいとするアメリカの影が見て取れる」
主任研究員は、このように指摘している。
今回の事件は日本が抱えるほかの領土問題にも、新たな影響を与えようとしている。日本は改めて(混信で聴き取れず)の領有権を主張した。この竹島は第二次世界大戦後、南北朝鮮の手に移り現在島には小規模だが韓国の(???)隊が駐留している。
日本は政府レベルで、この島は歴史的に日本の領土であると声明を出したが、この声明は北朝鮮の激しい抗議にもなっている。
北朝鮮当局は、日本は朝鮮の主権を侵害し、領土問題を力で解決する口実を用意していると批難した。
この北東アジア、この地域のパワーバランスが変わろうとしているのは、客観的現実のように思われる。
重要なのはその際、避けることの出来ない軋轢が、軍事対立の形を取らないよう調整していくことではないだろうか。
※(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず
※(?)は混信などで聴き取れず
※放送で「南北朝鮮の手に移り」ということは、ロシアは竹島は元々、日本の領土であると言うことを間接的に認めているということだよな
9月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
この決定は極めて政治的なものと思われる。裁判所は9月29日に、船長の行為に付いて法律的な判断を下すことになっていた。
漁船は日本側の主張によると、日本の領海を侵犯し船長は追跡から逃れようとし二度、恐らく故意に自分の船を日本の海上保安庁の巡視船にぶつけたと言うことだ。
一方、中国側は漁は自国の領海内で行われていてたと主張している。ここで注目すべき点は台湾が、中国をこの件で同一歩調を取り連帯しているという点だ。
一方でこの事件はアメリカを苛立たせないではいられなかった。
まして12月には問題の海域で日米の合同演習(※男性アナウンサーは「えんしょう」と言った)が予定されている。
そのシナリオはテロリストの攻撃から自分達の領土を解放するというもので、ま、一言で言うならば日中間の闘いはヒートアップして行き、おまけにそのスピードも速まるのではないか。
そんなふうにロシア科学アカデミー極東研究所の主任研究員ベルゲル氏は見ている。
「そうしたこと全ての裏には大変深刻な問題が横たわっている。東シナ海のガス田開発問題だ。中国のインターネットサイトには、大変強硬な反日論文が現れた。
例えばその中の一つには、中国における日本に対する嫌悪感、また憎しみというのは遺伝子のレベルのものだというものさへある。総じて大変激しい非難合戦が始まりヒートアップのいつもの段階を辿っている。
日本では反中国的な政治家と見なされている人物が、新しい外務大臣に任命された」
主任研究員は、この様に指摘している。
中国は日本に対するレアメタルの輸出を禁止した。こうした決定にお返しをすることは、日本側にとって中国人船長解放よりも、遥かに難しいと言うことはハッキリしている。
それは日本の電子(?)航空宇宙産業さらには、原子力産業の息の根を止めるものだからだ。
日本政府(※恐らく政府と言ったつもりかもしれないが「せ」しか聞こえない)は今のところ、これを貿易取引全体に対する禁輸措置として捉える気は無いが、最大の経済的なパートナーである中国との交流が悪化するのではないかと真剣に憂慮している。
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いずれにしても中国側は積極的に攻勢に出、この地域におけるゲームにおいて自分のルールを押し付け、グローバルなポジションを強化しようと試みている。
再び主任研究員の意見を紹介したいと思う。
「こうしたこと全ては世界で変化しつつある中国の役割と関連している。中国の立場は政治経済また地政学的な領域で、ますます強まっておりこのことは当然のことながら日本そして、その他の中国の近隣諸国の不安を掻き立ている。
これら全ての裏に中国が強大化することを恐れ、或いは望まない、それをどうにか妨害したいとするアメリカの影が見て取れる」
主任研究員は、このように指摘している。
今回の事件は日本が抱えるほかの領土問題にも、新たな影響を与えようとしている。日本は改めて(混信で聴き取れず)の領有権を主張した。この竹島は第二次世界大戦後、南北朝鮮の手に移り現在島には小規模だが韓国の(???)隊が駐留している。
日本は政府レベルで、この島は歴史的に日本の領土であると声明を出したが、この声明は北朝鮮の激しい抗議にもなっている。
北朝鮮当局は、日本は朝鮮の主権を侵害し、領土問題を力で解決する口実を用意していると批難した。
この北東アジア、この地域のパワーバランスが変わろうとしているのは、客観的現実のように思われる。
重要なのはその際、避けることの出来ない軋轢が、軍事対立の形を取らないよう調整していくことではないだろうか。
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※(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず
※(?)は混信などで聴き取れず
※放送で「南北朝鮮の手に移り」ということは、ロシアは竹島は元々、日本の領土であると言うことを間接的に認めているということだよな
9月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル