1010 Radio

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古代国家・渤海の謎を求めて(2)

2010-09-06 | ラジオ
渤海という国は多民族国家で、現代の観点から言うと約10万もの(放送では氏族「うじぞく」氏族「しぞく」種族の順で言ったので、そのまま記す)が住んでいた。

その中でも中心的な位置を占めていたのはスンニン系の人々だ。そのほか多数居住していたのは中国人、そして朝鮮族の一つコムレス人だった。
渤海の人々は農耕や馬などの牧畜に従事し、手工芸品を作り外国と頻繁に貿易をしていた。

中国の古い文献によると渤海とは、海の東の繁栄した学者達の国と言われており、この国には法律が存在し、それによれば名門の出の成人の若者は、彼らが読み書きと、弓の技術をマスターするまでは妻帯は許されなかったということだ。

公の文書を作成するために、渤海の官僚達は表記文字として漢字を用いていた。
また渤海の人々は古代(?文字のような、独特な渤海文字も使っていたということだ。
沿海地方の幾つかの場所も含めた発掘調査を見る限り、渤海には高度に発達した宮殿また人建築があったということで、また彫刻や壁画、宝石や金属を使った装飾品や文化の高さが現在でも語られている。
今回発掘現場からは多くの様々な陶器も発見された。
ロシアと韓国の学者達が調査開始早々手にした、こうした成果は専門家達を喜ばせている。
ロシアと韓国の学者達は9月18日に、今回の調査シーズンが終了次第、発掘人の詳しい研究に着手することになっている。

(?)は聴き取れず
(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない

8月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル