ロシア国家統計局は、ロシア国内に居住している外国人に対して、来月10月14日から25日にかけて実施される、全国一斉人口調査に参加するよう求めた。
統計局は合法的であるか否かに関係なく、ロシア国内に滞在しているのであれば参加して欲しい。自分の情報に付いて明らかにするのを恐れる必要はないとしている。
今回の調査の目的は、ロシア領内に居住する全ての人々の総数を算出する事だ。ですからロシア人以外にも、外国人及び無国籍者の数も調べる必要がある。
アンケートの中では、その人物にパスポートやその他の文書所持の有無などに付いての質問は無い。重要なのは居住する全ての人々の数を知る事だからだ。
尚ロシアに居住して1年未満の外国人の場合は、7つの質問からなる簡単になった特別アンケートが用意される。その中では性、年齢、国籍など通常の項目の他に、ロシアに来た目的を答えることになる。
一方ロシアに1年以上居住している外国人は、常時滞在者として扱われる。彼らはアンケートの中で学歴、家族、子供の数、生活のための収入源などに付いても答えなければならない。尚アンケートは無記名で、情報は全て最大限守られる。
ロシア国家統計局のスリコフ長官はロシアの声からのインタビューに対して、我々にとって重要なのは、ロシアに居住する外国人の数に付いての客観的な情報である。それゆえ我々は、外国人の間で説明作業を行ってきたと述べ、次のように続けた。
「私たちは調査がどんなふうに実施されるのか、どういった目的を持っているかを説明し、何も恐れる必要はなく、係官は単に客観的な情報を集めているだけなので、是非協力してくれるよう納得してもらうために、ロシア在住外国人団体のリーダーや、ジャーナリスト、大使館の代表達と会ってきた」
長官は、このように述べている。
今回の調査で極めて難しく、また複雑だと思われるのは、ロシアとの間で入国の際にビザが必要なCIS諸国の人々に対する調査だと思われる。
様々な情報によると、不法にロシア領内に滞在しているCIS諸国の市民は500万から2000万人にも達するといことだ。例えば中央アジア・キルギス大使館のデータでは、現在ロシア領内にいるキルギス市民の数は38万5000人だ。これはキルギスでの議会選挙実施に向けた準備の際、明らかになった数字だ。駐ロシア・キルギス大使館領事部のブラーノフ参事官は、次のように伝えた。
「ロシアにいるキルギス人のうち少なくない数の人が、合法的な手続きを踏んでいないという事は決して秘密でもなんでもない。私たちはもちろん、そうした人々が調査に参加するよう働きかけることだろう。私たちのマスコミやモスクワの大使館、エカテリンブルグやクラスノヤルスクにある領事館を通じても、参加を呼びかけるつもりだ」
参事官は、このように伝えた。
ロシア人同様、外国人も常に居住している場所で調査が行われるが、もし調査官が自宅を直接訪れるのを好まない人の場合は、あらかじめ決められた場所で、このアンケートに応じる事も可能だ。例えばモスクワだけでもそうした場所は2000ヶ所以上用意される事になっている。
9月30日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
統計局は合法的であるか否かに関係なく、ロシア国内に滞在しているのであれば参加して欲しい。自分の情報に付いて明らかにするのを恐れる必要はないとしている。
今回の調査の目的は、ロシア領内に居住する全ての人々の総数を算出する事だ。ですからロシア人以外にも、外国人及び無国籍者の数も調べる必要がある。
アンケートの中では、その人物にパスポートやその他の文書所持の有無などに付いての質問は無い。重要なのは居住する全ての人々の数を知る事だからだ。
尚ロシアに居住して1年未満の外国人の場合は、7つの質問からなる簡単になった特別アンケートが用意される。その中では性、年齢、国籍など通常の項目の他に、ロシアに来た目的を答えることになる。
一方ロシアに1年以上居住している外国人は、常時滞在者として扱われる。彼らはアンケートの中で学歴、家族、子供の数、生活のための収入源などに付いても答えなければならない。尚アンケートは無記名で、情報は全て最大限守られる。
ロシア国家統計局のスリコフ長官はロシアの声からのインタビューに対して、我々にとって重要なのは、ロシアに居住する外国人の数に付いての客観的な情報である。それゆえ我々は、外国人の間で説明作業を行ってきたと述べ、次のように続けた。
「私たちは調査がどんなふうに実施されるのか、どういった目的を持っているかを説明し、何も恐れる必要はなく、係官は単に客観的な情報を集めているだけなので、是非協力してくれるよう納得してもらうために、ロシア在住外国人団体のリーダーや、ジャーナリスト、大使館の代表達と会ってきた」
長官は、このように述べている。
今回の調査で極めて難しく、また複雑だと思われるのは、ロシアとの間で入国の際にビザが必要なCIS諸国の人々に対する調査だと思われる。
様々な情報によると、不法にロシア領内に滞在しているCIS諸国の市民は500万から2000万人にも達するといことだ。例えば中央アジア・キルギス大使館のデータでは、現在ロシア領内にいるキルギス市民の数は38万5000人だ。これはキルギスでの議会選挙実施に向けた準備の際、明らかになった数字だ。駐ロシア・キルギス大使館領事部のブラーノフ参事官は、次のように伝えた。
「ロシアにいるキルギス人のうち少なくない数の人が、合法的な手続きを踏んでいないという事は決して秘密でもなんでもない。私たちはもちろん、そうした人々が調査に参加するよう働きかけることだろう。私たちのマスコミやモスクワの大使館、エカテリンブルグやクラスノヤルスクにある領事館を通じても、参加を呼びかけるつもりだ」
参事官は、このように伝えた。
ロシア人同様、外国人も常に居住している場所で調査が行われるが、もし調査官が自宅を直接訪れるのを好まない人の場合は、あらかじめ決められた場所で、このアンケートに応じる事も可能だ。例えばモスクワだけでもそうした場所は2000ヶ所以上用意される事になっている。
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9月30日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル