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中国 日本と対立する準備ある(1)

2013-01-04 | ラジオ
中国政府は、2013年に向けたアメリカの国防に関する法のなかに、尖閣諸島・ジャオユイダオが含まれていることに断固として反対している。
中国外務省のフア・チュンイン報道官が明らかにした。中国はアメリカの立場が日本との領土問題の解決をより困難にし、地域の安全を脅かすものであると考えている。
アメリカで法案が準備されている時から、中国政府は声明のなかで、アメリカが間違ったシグナルを送ることで、地域情勢を不安定にしかねないことを指摘していた。その頃から状況は緊張の一途をたどってきた。
最近明らかになったところによると、日本の海上保安庁は東シナ海における領土を防衛するために特別部隊を設立することになったということだ。
これは中国の巡視船が頻繁に紛争海域へと入っていることに対処するためのものだ。1
12月3日には、上空を中国の偵察機が通過している。それを受けて日本の戦闘機がスクランブル発進した。
幸い両国は冷静さを失わず、直接の衝突は回避された。

中国のフア・チュンイン報道官の声明によると、中国はジャオユイダオをめぐる日本との問題を交渉を通じて解決する意向を持ってはいるものの、自国の主権において譲歩するつもりはないということだ。
報道官はアメリカと日本の安保条約について、一定の歴史的時期に締結された合意であるとの考えを示している。
中国は台湾への武器供給に断固として反対し、アメリカの政治家らに対して冷戦精神に基づいた思考を止めるよう呼びかけている。

中国 日本と対立する準備ある(2)へ続く

日本と中国―相互誤解の構造 (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社

2012年12月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル