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2013年、原油価格が急上昇

2013-01-06 | ラジオ
2012年今年は(昨年)原油価格は1バレル92ドルから125ドルの間をさまよった。ロシアの声は来年2013年の原油価格予測について、平均でおよそ100ドルになるだろうという予測(電波状態が悪く聴きとれず)。
ただし専門家たちは中東情勢が白熱化した場合、200ドルに達する可能性があると指摘している。

今年2012年を通し、エネルギー価格は世界経済にとっては好都合な範囲にとどまった。大きな下落もなし天を突くような急上昇もなかった。
専門家らは、そこそこの価格の上下は万人にとって好都合だと指摘している。

ファイナンシャルグループ・カピタルのアナリスト、クリュコフ氏は来年2013年の原油価格は、平均で今年と同じレベルになるだろうとして次のように語っている。
「原油価格は平均で100ドルレベルになると予想されている。ただし価格は激しく上下するだろう。なぜならここ数ヶ月、地政学的要因が大きく影響しているからだ。こうした状況に関しては来年、13年に変化はない」
アナリストは、こう発言している。

ただし中東情勢が統制の利かない状態に陥ると、こうしたシナリオ通りに運ばない。
ノモス銀行の専門家ボリソフ氏は、そうなった場合は石油価格は記録的なものになるだろうとして、次のように語っている。
「アメリカの大統領選挙が終わった今、次はイランの問題が再び議題に上るようになる。最悪のシナリオが進行した場合、取引は前代未聞の様相を呈し1バレル200ドルに達することも有り得る」
専門家は、このように発言している。

専門家たちは地政学的情勢が原油価格を決定する、経済外の要因だとするのが常だが、これ以外にもう一つ、世界の諸地域のエネルギー資源採掘分野における、投資の活発度も重要な要素となってくる。
先ほどのカピタル社のクリュコフ氏は、その第一はアメリカがどれほど採掘量を増すかということだとして、さらに次のように語っている。
「アメリカの採掘プロジェクトは主にシェールオイルだが、この採掘は長期的視野で大きな影響を及ぼすだろう。これが来年13年の原油価格に著しく影響するとは思えない。アメリカが原油輸入量を削減し、自国での採掘を増やすというトレンドがあるが、それでもこれは紛争地域からの石油輸入が、常時途切れることを補うものになるだろう」
リュコフ氏は、このように発言している。

こうした一方で、ロシアの企業も世界の化石燃料市場への影響を強めている。ロスネフチは来年13年、THKBPの資本買い付けを閉じ、埋蔵量、日量採掘量で世界最大の企業となる。
アナリストたちは大陸棚での採掘がスタートすれば、より大きな企業が自己のポジションを固めることになるだろうと予測しており、それもそう遠い将来のことではないと語っている。

2013年 大暴落後の日本経済
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

2012年12月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル