リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

星野仙一氏は本当に鉄拳をふるうのか

2011-02-01 08:08:26 | オヤジの日記
日本のプロ野球のテレビ中継は、20年以上見ていない。

うるさいだけのアナウンサーの実況。
ボキャブラリーが乏しく、滑舌の悪い野球評論家。

今は知らないが、20年以上前は某大新聞社所有球団中心の中継だったから、特定チームへの偏った報道が多く、それはとても公平といえるものではなかった。
評論家の解説も偏り気味で、某大新聞社所有球団の投手がピンチになると、「ここは頑張りどころですね」などと、精神論と激励を合わせた「解説」を平気で述べるのである。

まさか公共放送で、あからさまに某大新聞社所有球団を贔屓するとは・・・・・。

その馬鹿馬鹿しさに、少しずつ視聴者や野球ファンも気づいてきたのか、最近ではプロ野球中継の視聴率は低下の一途をたどり、プロ野球は優良なコンテンツではなくなった。

メディアは、プロ野球の人気を下支えするために、あまり批判的なことを書かず、提灯記事で盛り上げようとしているが、某大新聞社所有球団主導の体制を変えない限り、完全復活は難しいのではないか。


プロ野球といえば、監督。

ID野球を標榜した監督がいた。
本人が本当にIDと言ったのかどうかは知らないが、データ野球というのは、彼の専売特許ではない。
近代野球は、かなり前からデータ野球だった。

私が見なくなった20年以上前から、データ野球は存在していた。
だから、かの老人監督だけが「ID野球」というわけではない。

要するに、それはマスコミの偏向的な誘導だろうと私は思っている。
無理にでも名監督を作り上げて、メシの種にしたいという。

阪神を3年連続で最下位にし、監督時代のトータルの勝率が5割の監督が「IDを駆使した名監督」であるわけがない。
もちろん、その年の選手の陣容、状態により、勝率は変わるだろうが、3年連続最下位、そして、楽天でも4年のうちの3年はBクラスだったことを考えると、彼の経歴は、好意的に見ても「勝ち負け半々」の、ただキャリアだけが長い平凡なものでしかない。

彼が輝いていたのは、それなりにタレントが揃っていた、ヤクルト時代の数年間だけである。
そして、たとえ成績が良かったとしても、それは彼の功績によるものだけではない。
その多くは、タレントの力によるものだ。

彼が輝いていたヤクルト時代でさえ、チームの勝率は平均すると5割2分を超えるに過ぎない。
阪神・楽天時代は、4割4分なのだ。

本当に、名監督か・・・。


プロ野球のキャンプが始まるらしい。

楽天は、今年から星野仙一監督だという。
彼には、熱血のイメージがある。

そして、本当かどうかは知らないが、彼は選手に「鉄拳」をふるうこともあるという。

もしそれが本当なら、それは「指揮」や「指導」「采配」ではなく、「支配」だ。
管理者のすることではない。

本当の指導力は、暴力からは生まれない。
違う言い方をするなら、それは「調教」に近い。

もし仮に「調教」でチームが強くなったとしても、それはプロ集団としては、恥ずかしいことだ。

自主性がない。
自己管理が行き届いていない。
人間としての、プロとしての「矜持(プライド)」がない。

私は、そんな醜悪なプロスポーツは、見たくない。


だから、「鉄拳」が、マスコミのでっち上げであると、私は思いたい。