リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

無知なメディア

2011-02-26 11:03:33 | オヤジの日記
エジプトの次は、リビア。

民衆パワーは、侮れない。

独裁政権に閉じ込められた日ごろの不満が、一気に爆発すると、猛烈なエネルギーになる。

カダフィ大佐は、これから、どうなるのか、どうするのか。

民衆に武器を向けるという行為は、かなり切羽詰った状態だということ。

シナリオは、失脚に向かうのか、あるいは殺戮に向かうのか。
カダフィが、失脚したとしても、実権を軍が握ってしまったら、同じことのような気もするが。

民衆パワーとインターネットパワー。
どちらも大きいが、昨今特に影響力があるのは、インターネットパワーだろう。

インターネットに流される情報の半数以上は、勘違いか嘘で占められているが、そんな状態ではあっても、世界情勢の流れは、ある程度把握できる。

民が、ネットに流される自由な空気に触れたら、おのれの国の不自由さが増幅されて感じるのは、当然のことだ。

ただ、アジアの民主化されていない二つの国では、ネット封鎖というのは、まだ効果的らしい。

アジア人は、権力者を「帝(ミカド)」のような感覚で、恐れ崇めているから、抵抗よりも我慢を選ぶ傾向にある。

民衆のパワーという点では負けないと思うのだが、アジア人は権力者への服従を肯んずる傾向が強い。

それは、美徳なのか、無知なのか。


無知と言えば、メディア。

彼らは、エジプトにしてもリビア情勢についても、事変が起きてからスコールのように伝えだした。

報道のプロなら、その前から前兆を感じ取っていたはずである。
何かが起きそうだ、というようなことをあらかじめ伝えるのがメディアの役目ではないのか。

それもせずに事変が起きてから、嬉々として報道合戦を繰り広げるというのは、私にはプロ意識が足りないとしか思えない。


さあ、カダフィは、どうする?
どうなる?

知り得る情報を総動員して、正確に伝えてくださいよ。
メディアさん。