私の好きなことば。
「世間虚仮(せけんこけ)」
簡単に言うと、この世にある物事はすべて仮の物であるということ。
本来なら、このあとに「唯仏是真(ゆいぶつぜしん))」というのが続くらしいが、私は罰当たりにも無心論者なので、仏の教えだけが真実であるとは思っていない。
だから、前半の「世間虚仮」のみを好きなことばとしている。
この世のもののほとんどは、他人様が作ったものである。
だから、自分にとって、実態を感じない。
つまり、仮のもの。
金も家も世の中にあふれる様々な物質は、すべて私にとっては仮のものである。
つまり、身の回りすべてが、仮住まいのようなものだ。
執着を感じない。
おのれの命だけが、かろうじて実態と実感を持っている。
心臓の拍動を感じるから。
四季の匂いを感じるから。
自ら命を立った小学校時代の友人の三回忌がもうすぐ来る。
彼も、この世が仮住まいだと思っていたら、死ぬことはなかったろうに。
「世間虚仮(せけんこけ)」
簡単に言うと、この世にある物事はすべて仮の物であるということ。
本来なら、このあとに「唯仏是真(ゆいぶつぜしん))」というのが続くらしいが、私は罰当たりにも無心論者なので、仏の教えだけが真実であるとは思っていない。
だから、前半の「世間虚仮」のみを好きなことばとしている。
この世のもののほとんどは、他人様が作ったものである。
だから、自分にとって、実態を感じない。
つまり、仮のもの。
金も家も世の中にあふれる様々な物質は、すべて私にとっては仮のものである。
つまり、身の回りすべてが、仮住まいのようなものだ。
執着を感じない。
おのれの命だけが、かろうじて実態と実感を持っている。
心臓の拍動を感じるから。
四季の匂いを感じるから。
自ら命を立った小学校時代の友人の三回忌がもうすぐ来る。
彼も、この世が仮住まいだと思っていたら、死ぬことはなかったろうに。