リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

話半分以下

2011-02-21 07:03:44 | オヤジの日記
菅内閣の支持率が下がったという。

たとえば、「10ポイント下がった」と書く。
あるいは「大幅下落」と書く。
「危険水域突入」などという表現もある。

書く側は、それで支持率低下を強調したいのだろうが、私からすると、それは世論誘導に思える。

「支持率○○パーセント」とだけ書いて、あとは読者の判断に任せる、という方式をなぜ取れないのかと思う。

メディアは、自民党の政権末期から、ずっとその手法を繰り返してきた。

「支持率急降下」の枕詞(まくらことば)の次に、本来ならそれが一番重要なはずの支持率が来る。

他にも、たとえば今回のフィギアスケートの「四大陸選手権」では、優勝した安藤美姫への報道より「浅田真央復活のきざし」の方が、扱いが大きい。

浅田真央の商品価値を高めることに、メディアは積極的である。

大会の優勝よりも、そちらの方が重要、という扱いだ。

「菅内閣、危ないな」
「もう持たないな」
「真央ちゃん、復活して欲しいな」
「スポーツ氏の一面は、やっぱり真央ちゃんでないとな」

沢尻エリカはあばずれで、海老蔵は放蕩息子で、斉藤佑樹は救世主だ。

アナウンス効果。
バンドワゴン効果。

見出しだけが目立てば、それは「いい記事」だという、大きなおごり。
大きな勘違い。

だから、私はメディアが作る見出しは「話半分以下」で見ることにしている。