リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

サイトウユウキ

2011-02-02 14:45:58 | オヤジの日記
斉藤投手には、これから先も興味を持つことはないだろう。

私は、高校野球や大学野球には、まったく興味を持たずに過ごしてきたので、彼がどれだけ素晴らしい投手なのかは、ネットで検索したことしか知らない。
投げる姿を見たこともない。

そこでわかったのは、甲子園大会の優勝投手だったらしいこと。
そして、早稲田に進学してからも、それなりの成績を残したこと。

記録だけ見ると、一流のアスリートだと思う。

そして、私は彼が「ハンカチ王子」と呼ばれたことによって、おそらく頭のいい人だということを勝手に確信した。

試合中に、ハンカチで汗をぬぐう仕草が、理に適っているからだ。
人は緊張したとき、何か違うことをすると筋肉の緊張が緩やかになる生き物なのである。

空を見上げてもいいし、つぶやいてもいい。
笑ってもいいし、ハンカチで汗を拭くのもいい。

些細なことで、人間の緊張はほぐれるものなのだ。

私は、中学から大学まで陸上の短距離をやっていた。
私のようなヘッポコランナーと一流のアスリートである斉藤投手とを同列に論じるのは気が引けるのだが、書くのは自由なので書かせてもらう。

私は、レースのとき、いつも笑って走っていた。
その方が、タイムがいいことに気づいたからだ。

そのときは、緊張がほぐれるという意識はなかったが、あとで考えてみると、笑わなくても小さな声を出すことでも、いいタイムは出せた。
要するに、何か違うことをすれば、それなりの結果が出るのだ、ということが私は自分の経験からわかった。

ただ、当然のことながら、まわりからは非難された。
そして、説明しても鼻で笑われるだけだった。

練習中は決して水を飲むな、という非科学的なことを強要された時代だ(私はかまわず飲んだ。のどが渇いたら水を飲むのは生き物として当たり前の生理ではないか)。

そんな経験があったので、斉藤投手が若いのに自分の体と感情をコントロールできるのを見て、私は感心したのだ。

正直なところ、彼には全く興味がないのだが、彼が一流のアスリートであり、プロの世界で活躍することは、私が太鼓判を押す。


私が、太鼓判を押しても、何の意味もないだろうが・・・。