リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

楽しい人たち

2011-02-20 09:22:14 | オヤジの日記
ネットを見ていたら、次の総理大臣に相応しい人の1位が、オザワ氏だった。

何かの悪い冗談かと思った。

自民党内で派閥争いに敗れ、新党を次々に作ってはつぶし、主流になりきれず、敗北の歴史を繰り返してきた男が、なぜ首相に相応しい男なのか。

私は、彼の歴史の中で一度も強烈な指導力なるものを見たことがない。
いつも裏に回って、暗闇の中で選挙の票を読んでいたイメージしかない。

そのどこに、指導力、統率力があるというのだろう。


要するに、それは、マスコミが彼を表現するときに必ず冠につける「剛腕」から来ているのだろう。

「剛腕」のイメージはマスコミが作ったもので、彼は政治的なものは、政権をかき回すことくらいしかしていない。
ただ、仏頂面で、強面らしき雰囲気をまき散らしていただけである。

かつて、コイズミ氏という人がいたが、彼はマスコミ操作が、天才的にうまい人だった。
彼が残したものは、格差社会だけだったが、マスコミはただ「受ければ」それでいいという報道に終始した。

その結果、彼はマスコミに背中を押されて、多大な人気を博した。

しかし、それだけの人だった。

都知事になって3期のイシハラ氏は、ほとんど実績らしいものを残していないが、強気で強面というポーズをマスコミが取り上げるから、何もしていなくても知事の椅子に座っていられる。

ここでも、マスコミが取り上げた政治家のポーズに、有権者が反応して、「彼は有能だ」というお墨付きを得る。

ただ、マスコミが頻度多く取り上げるだけで、彼の支持率は安定するのである。

内容などは、いらない。

オザワ氏が「剛腕」だと数回言えば、オザワ氏こそ総理に相応しい男だというイメージが作り上げられる。


実に、楽しい。

本当に、楽しい。