リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

イチロー

2011-02-15 12:34:01 | オヤジの日記
そろそろメジャーリーグの季節。

マツイは、今年どうだろうか。
新天地で、実力を発揮できるだろうか。

クロダの肩は、シーズンを通して好調を維持できるだろうか。
ニシオカの足は、メジャーで通用するだろうか。
40歳を過ぎたサイトウの肩とひじは、パンクすることなく150キロの球を投げ込めるだろうか。

そして、イチロー。

プロのアスリートにとって、37歳は、老いの坂道を転がり始める時期だ。
どんなに節制しても、老いは残酷だ。

イチローにも確実にやってくるものだ。

37歳にして、キャリア最高の成績を上げる人はいるが、それは打撃に関してだけである。
打撃は、技術の貯金ができるから、その貯蓄率の高い人は、成績を大きく落とすことはない。

ただ、そんな人でも脚力や肩は確実に落ちる。
スピードを形づくる速筋は、貯蓄ができない。
老いれば、確実にスピードは落ちる。

もともとパワーヒッターだけがもてはやされるメジャーの世界では、遠くに飛ばすことが好打者の条件だから、守備率が落ち、走れなくても、最初からパワーしか求められていない打者は、よほど長打力が落ちない限り「老いたこと」を批判されることが少ない。

しかし、イチローのような強肩高速巧打の打者は、総合力の衰えがわかりやすということがある。

3割を打っても、肩が衰え、盗塁が減ったら、「とうとうイチローも衰えたな」という印象を誰よりも強く与えてしまうのある。

つまり、打つだけのパワーヒッターよりも、老いのハードルが高いのである。
その高いハードルを悠々と越せなくなると「老いた」と即断される。

昨年までのイチローは、「老いた」印象はなかった。

しかし、37歳。

いつまでも彼がスピードスターでいられるわけがない。

彼が、今年もスピードスターでいられるのか。
それとも、今年が転機になってしまうのか。


今年のイチローから、目が離せない。