「イタリアワイン三千年」 のテーマの下、11月はイタリアワインのさまざまなプロモーションが行われています。
その中には、私の好きな2つのDOCG Asti DOCG(アスティ)とMoscato d'Asti DOCG (モスカート・ダスティ)もあります。
どちらもイタリアのピエモンテ州のワインで、マスカットの風味が華やかなモスカート・ビアンコ種のブドウからつくられ、爽やかな自然の甘さが特徴です。
この2つは同じ畑からつくられていますが、以下の違いがあります。
Asti DOCG
・キメ細かな泡のスパークリングワインで、スプマンテ用のコルク栓が使われる
・ボトル内の気圧は5~6バール
・アルコール度数は6~9.5%
・自然残糖量は80~90g/リットル
エチケットは “Asti”または “Asti Spumante”
Moscato d'Asti DOCG
・かすかな微発泡があるものもあるが、スティルワイン用のストレートコルクを使用
・ボトル内の気圧は最高2バール
・アルコール度数は4.5~6.5%
・自然残糖量は120g~
エチケットは “Moscato d'Asti”
簡単な見分け方は、外観ではコルクの形状(発泡ワイン用orスティルワイン用)、
味わいでは、アスティは爽やかな甘さのスパークリングワインですが、
モスカート・ダスティは微発泡~発泡なしで、甘さがより強いワインになります。
左端のボトルのみモスカート・ダスティ、他はアスティ(スプマンテ)
※ボトルの口を見てください
詳しいことは以前 コチラ にまとめましたので、参考にしてください。
アスティおよびモスカート・ダスティ保護協会 ジャンニ・マルツァガッリ会長
ジャンニ会長によると、アスティはイタリアのスパークリングワインの中で最も販売量が多く、ピエモンテ州全体のワイン販売量の40%を占めている、とのこと。
販売はイタリア国内(約19%)だけでなく、海外にも輸出されています。
アスティは58%がヨーロッパ(特にドイツ)、18%がアメリカ大陸ですが、
モスカート・ダスティは50%がアメリカ大陸、26%がヨーロッパとなっています。
アメリカ大陸では、より甘さの強いモスカート・ダスティが好まれているのがわかります。
アジアでは、中国市場へはまだですが、日本へはどちらも5%(約200万本)が輸出されています。アスティもモスカート・ダスティも、店頭でよく目にしますよね。
「日本は非常に重要な市場」と、ジャンニ会長。
どちらも甘さのあるワインですが、これは ブドウの自然な甘さ です。
そのため、食前酒やデザートに飲まれますが、それ以外ではなかなか飲むシーンが限られてくるワインです。特に、料理とのマリアージュは日常ではなかなか難しいかもしれません。
が、甘口ワインと相性のいいフォアグラやブルーチーズを使った料理なら、甘美なマリアージュを見せてくれること間違いなしですし、生ハム&メロン、サラミもオススメのマリアージュです。
ピエモンテでは仔牛の肉をアスティで煮込んだりと、料理そのものに使いますので、私たちもそのアイディアはぜひいただきたいですね。
また、チョコレート、パネトーネ、タルト、クッキー、ドライフルーツとの相性がとてもいいので、食後のデザートはもちろん、ティータイムにもオススメのワインです。
人がたくさん集まるこれからの季節にはとても活躍してくれそうですが、自然な甘さの2つのこのDOCGワインは、忙しい毎日をほっと癒してくれる嬉しい存在になってくれそうです
その中には、私の好きな2つのDOCG Asti DOCG(アスティ)とMoscato d'Asti DOCG (モスカート・ダスティ)もあります。
どちらもイタリアのピエモンテ州のワインで、マスカットの風味が華やかなモスカート・ビアンコ種のブドウからつくられ、爽やかな自然の甘さが特徴です。
この2つは同じ畑からつくられていますが、以下の違いがあります。
Asti DOCG
・キメ細かな泡のスパークリングワインで、スプマンテ用のコルク栓が使われる
・ボトル内の気圧は5~6バール
・アルコール度数は6~9.5%
・自然残糖量は80~90g/リットル
エチケットは “Asti”または “Asti Spumante”
Moscato d'Asti DOCG
・かすかな微発泡があるものもあるが、スティルワイン用のストレートコルクを使用
・ボトル内の気圧は最高2バール
・アルコール度数は4.5~6.5%
・自然残糖量は120g~
エチケットは “Moscato d'Asti”
簡単な見分け方は、外観ではコルクの形状(発泡ワイン用orスティルワイン用)、
味わいでは、アスティは爽やかな甘さのスパークリングワインですが、
モスカート・ダスティは微発泡~発泡なしで、甘さがより強いワインになります。
左端のボトルのみモスカート・ダスティ、他はアスティ(スプマンテ)
※ボトルの口を見てください
詳しいことは以前 コチラ にまとめましたので、参考にしてください。
アスティおよびモスカート・ダスティ保護協会 ジャンニ・マルツァガッリ会長
ジャンニ会長によると、アスティはイタリアのスパークリングワインの中で最も販売量が多く、ピエモンテ州全体のワイン販売量の40%を占めている、とのこと。
販売はイタリア国内(約19%)だけでなく、海外にも輸出されています。
アスティは58%がヨーロッパ(特にドイツ)、18%がアメリカ大陸ですが、
モスカート・ダスティは50%がアメリカ大陸、26%がヨーロッパとなっています。
アメリカ大陸では、より甘さの強いモスカート・ダスティが好まれているのがわかります。
アジアでは、中国市場へはまだですが、日本へはどちらも5%(約200万本)が輸出されています。アスティもモスカート・ダスティも、店頭でよく目にしますよね。
「日本は非常に重要な市場」と、ジャンニ会長。
どちらも甘さのあるワインですが、これは ブドウの自然な甘さ です。
そのため、食前酒やデザートに飲まれますが、それ以外ではなかなか飲むシーンが限られてくるワインです。特に、料理とのマリアージュは日常ではなかなか難しいかもしれません。
が、甘口ワインと相性のいいフォアグラやブルーチーズを使った料理なら、甘美なマリアージュを見せてくれること間違いなしですし、生ハム&メロン、サラミもオススメのマリアージュです。
ピエモンテでは仔牛の肉をアスティで煮込んだりと、料理そのものに使いますので、私たちもそのアイディアはぜひいただきたいですね。
また、チョコレート、パネトーネ、タルト、クッキー、ドライフルーツとの相性がとてもいいので、食後のデザートはもちろん、ティータイムにもオススメのワインです。
人がたくさん集まるこれからの季節にはとても活躍してくれそうですが、自然な甘さの2つのこのDOCGワインは、忙しい毎日をほっと癒してくれる嬉しい存在になってくれそうです