ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ワインを飲む日は虫養い

2013-10-12 22:31:04 | ワイン&酒
本日はもうひとつ。

「虫養い」 (むしやしない) という言葉を知っていますか?

空腹を感じると、お腹の虫が鳴きますよね?(笑)
その虫を抑えるための ちょっとお腹に入れる食べ物 を、“虫養い”と言います。

京都が発祥の言葉らしいですが、ユーモラスでありながら、奥ゆかしさもあるでしょうか?



3時のおやつを 食べて小腹を満たすのも、虫養いのひとつ。

甘いものをよく食べているイメージがある私ですが、食後のデザートとして食べることがほとんどで、実は間食のおやつはあまり食べません。

私が積極的におやつを食べるのは、夜にワインを飲む予定がある日です。
すきっ腹にいきなりワインを飲むと、急速に酔いが回ってしまいますから(笑)

そんなわけで、アルコールを飲む前には虫養い ―これ、鉄則です


例えば…


焼き栗ドーナツ マロンチョコ (ミスタードーナツ)147円→100円

ミスドでは、カボチャと栗の収穫蔡が開催中で、特定のドーナツが100円になっています(10月9日~14日)。

お皿の上に乗せられると、かなり大きい!ショコラ生地は厚みがあり、粒状の焼き栗入りのマロンホイップが入っています。かなりボリュームがありますので、腹の虫は満足したことでしょう(笑)
1個276kcal。



ほうじ茶とクランベリーのロールケーキ (無印良品) 130円

無印のバウムクーヘンはよく買いますが、1個のカロリーが非常に高いため、1人で食べて虫養いにするのは危険です。
そこで、初めてこのロールケーキを買ってみました。1個221kcal。

ほうじ茶風味のロール生地で、ドライクランベリー入りのクリームを巻いていますが、私にはどちらもインパクトがやや弱めに感じました。また、甘さも控えめであっさりなので、少々物足りない感がしました。ロールのボリュームがあるので、虫養いの目的は果たしましたけれど、ね。

単なる腹の虫を満足させる虫養いのためであっても、スウィーツというカテゴリのものをいただく場合は、中途半端なものは微妙だということを再認識しました。無印さん、厳しくってゴメンなさい。



甘いものでなければ、チーズ、バナナ、ヨーグルト、ホットミルク、ココア、などもオススメ。

そうそう、虫養いは お値段の手頃さ も大事かと。
飲みに行く前には、コンビニやカフェに立ち寄って、手軽に虫養いチャージ!することをオススメします


コメント (2)
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3連休の甘い幕開けはショートブレッドで

2013-10-12 15:22:17 | 甘いもん
今日から3連休。
世間がお休みで静かな時こそ、私のような稼業の人間にとっては集中して仕事ができる貴重な時期ゆえ(笑)、腰を落ち着けて執筆に取り掛かれます

午前中に雑用を済ませ、さて、そろそろ昼の食事の用意でもしようかしら、と思っていた時に、宅配便のお兄さんが「まゆみさんにお菓子のお届けものです」と荷物を運んできました。
むむ?お菓子を注文した覚えはないけれど?

なんと!知り合いの方からの贈り物でした


チョコレートとショートブレッドと紅茶



早速、ランチ後に ショートブレッド をいただきました。


Handmade Shortbread Mini Biscuits SHORTBREAD HOUSE of Edinburgh (イギリス)

ショートブレッドは英国スコットランドの伝統菓子。ブレッド(パン)という名前がついていますが、スコットランドでは、鉄板の上で焼いた平たくて膨らみのないパンのことを“ブレッド”と呼んでいたので、平たい焼き菓子には“ブレッド”と名が付くものが多く見られます。

さまざまな“ブレッド”がある中で、“ショートブレッド”は、バターたっぷりのリッチな味わいの、ホロホロとした口当たりのビスケット。“ショート=さっくりとした”という意味がありますから、なるほど!


大きなサイズで焼かれるものが多いショートブレッド ―これは食べやすいミニサイズ

バターの風味がリッチで、ああ~、ショートブレッドって、なんておいしいんでしょう!

原材料を見ると、小麦粉の他に“米粉”(rice flour)が使われています。
私が持っている英国菓子の本のレシピ(日本人の英国菓子研究家が書いたもの)を見ても、“上新粉”(米粉)の文字があります。

スコットランドに米粉なんてあるのかしら?と不思議に思ったので、洋書版の英国伝統菓子のレシピ本(なぜか持っている、笑)でショートブレッドを探してみたところ、“self-raising flour”“cornflour”が使われていました。

self-raising flourは、ベーキングパウダーや塩などが混ぜられて売られているミックス粉のこと、コーンフラワーはトウモロコシ粉。米粉の記載はありません。
ショートブレッド独特のサックリ感はトウモロコシ粉からでしょうか。

この洋書版のレシピ本の出版は1988年。
今なら、英国のレシピ本にも“米粉”が記載されていそうですね。



素敵なスウィーツセットをお贈りくださいましたMさん、ありがとうございました



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