ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

赤ワインとチョコレート

2013-10-13 17:35:39 | ワイン&酒
3連休は家で仕事を決め込んだので、晩酌は久々に自宅でゆったりワインです。
昨夜開けたのは、知人からいただいてしまっておいたイタリアの赤。


BRACCALE 2009 JACOPO BIONDI SANTI (伊トスカーナ、マレンマIGT)

ブラッカーレ は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのつくり手として名高い「ビオンディ・サンティ」の流れを継ぐ ヤコポ・ビオンディ・サンティが、トスカーナの海岸沿いのマレンマでつくる、サンジョヴェーゼ・グロッソ80%、メルロ20% の赤ワイン。



深くしっかりした色調で、外観はパーフェクト。果実味が豊かで、口当たりはなめらか。タンニンがほどよく溶け込んでいます。樽の風味が私にはやや強めに感じるものの、時間をかけることで硬さがほぐれ、いい具合に開いてきました。アルコール13.5%。

瓶詰めのイベリコ豚のパテを合わせたら、これはやっぱりおいしい

じゃあ、シメにこれも合せてみる?


ハーシーのミルクチョコレート

ワインとチョコレートの組み合わせは 、しばしば素敵なマリアージュとなることがありますが、今回のブラッカーレとハーシーはかなり相性がよく、チョコとワインが口の中でまったり溶け合います。
この組み合わせはいいですね!



ちなみに、ワイン名の“ブラッカーレ”と は“獲物を追う”という意味の狩りの専門用語。

まだボトルに半分残っているので、今夜は別のチョコを獲物に仕立ててみようと思っています(笑)


コメント (2)
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『和菓子のアン』とカステラと

2013-10-13 10:26:01 | 
この本が話題になったのは昨年くらいでしょうか。
ずっと読みたかったのにチャンスがなく、でも、スウィーツ好き友人のブログでハッと思い出し、図書館を覗いてみたところ、ラッキーにも見つけたので紹介しますします。


和菓子のアン  坂木 司  光文社 刊 (1800円+税) 

表紙装丁のおまんじゅう(“こしあん”ですね)が、和菓子好きのココロをグッと惹きつけます

主人公は、高校を卒業したけれど、就職先がなかなか決まらない“ぽっちゃり女子”。

偶然見つけた求人募集の貼り紙で、デパ地下の和菓子屋のバイトとして働くことになった主人公が出会う人々や、季節ごとの和菓子のさまざまなエピソードを綴ったストーリーになっています。

和菓子は季節や歳時を表現するものが多く、和菓子好きな私は、たいていの和菓子の来歴を知っているつもりでいましたが、新たな発見もありました。

ストーリーそのものは複雑ではなく、オトナの男性にオススメするには微妙ですが、和菓子好きの方なら軽く楽しめるかと思います。



和菓子つながりで、もうひとつ。

復刻バージョンの銀座線の車両って、カステラ に見えますよね?


先日、偶然出合った銀座線の車両をパチリ

実際、「銀座線カステラ」 という商品が販売されているようです(900円) → コチラ

“カステラ”に引っかかったのは、この秋スタートの NHK朝ドラ『ごちそうさま』 で、主人公の祖母が言う「カステラは手で割った方がおいしい」というセリフがあり、頭の中にカステラがずうっと残っていたから(笑)

そういえば、朝ドラの主人公は杏(あん)さん。
近頃は、“あん” にご縁があります。


コメント (2)
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