ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

今日の無料セミナーはシャンパーニュとチーズ

2013-10-26 10:12:24 | ワイン&酒
銀座松屋のワインフェア (10/23~29)では、日替わりでフランスワインとフードのマリアージュを探るミニセミナーが開催される ことを先日お知らせしました。


秋らしいディスプレイが楽しいこちらのコーナーでセミナーを行ないます


日替わりで出されるフードとワインを紹介

私も2日間担当します(25日・26日)

今日、10月26日(土) シャンパーニュとチーズ3種 を合わせます。
土曜日ですので、16:00~16:30の開催です。
お近くの方はぜひ、銀座松屋の8Fへどうぞ。




無料は嬉しいけれど、セミナーって、どんな感じ?気になりますよね?
昨日話した内容を見てみましょう。

25日(金)のフードは、ポークリエット フォアグラのパテ でした。



リエット は、角切りにした豚肉を香草や香辛料を加えて脂で煮込み、ほぐしたもので、フランスでは昔から保存食として家庭で作られていました。コンビーフ状になったリエットは容器に入れ、上をラードで覆って保存しました。

パテ はペーストのことで、肉やレバーなどの食材を細かく刻んでペースト状に練り上げたもの。それを羊羹のように成型し、パイ生地で包んで焼き上げ、冷めてからスライスしたものもパテです。ビュッフェなどでときどき見かけますね。

これらを私たちが家庭で手作りしようとすると、大変な手間がかかりますが、今は完成品が売られていますから楽チンです。
私も瓶詰めのものをよくストックしておき、ワインと合わせて楽しんでいます。

そう、リエットやパテは、ワインが進んでしまうフードのひとつですよね。
バゲットなどに塗ってワインと一緒にいただくと、もう止まりません(笑)



リエット&パテに合わせたワインは以下の4種でした。


ヴヴレー(ロワール)/フルーリー(ボジョレー)/ゲヴュルツトラミネル(アルザス)/ソーテルヌ(ボルドー)

リエットはロワールのトゥーレーヌ地域が特によく知られています。
美食の都リヨンでぜひ食べたいのが豚肉の加工品。豚肉料理もよく食べられています。
となると、ロワールのヴヴレー(今回はやや甘口タイプ)と、リヨンの食堂で地酒的に飲まれているボジョレーが、ポークのリエットに合わないわけがありません。

フォアグラ とピッタリとされるワインは甘口タイプ。
スパイシーで、ライチやバラのアロマが華やかで、やや甘さを感じるゲヴュルツトラミネルと、フランス最高の甘口ワインと称されるソーテルヌは、間違いのないマリアージュです。

実際にワインとフードを合わせてみましたが、もちろんいずれも文句なし。
フードがワインをよりおいしくしてくれました


※ワインフェアの詳細は銀座松屋のHPへ → コチラ




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