ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ナバーラワインと小笠原伯爵邸の料理のマリアージュ

2013-10-16 09:46:59 | ワイン&酒
スペインのワイン産地のひとつ DOナバーラ の事務局長ジョルディ・ビダル 氏の来日に伴って開催されたプレス向けの会見の後、ナバーラのワインと最先端のヌエバ・コシーナ(新しいスペイン料理)の特別マリアージュディナー が行われました。

会場となったのは、都内新宿区河田町にある「小笠原伯爵邸」
昭和2年(1927年)、約1000 坪の敷地に建てられたスパニッシュ様式の洋館(330坪)です。

東京都選定歴史的建造物に指定されている素敵な建物で、天井がとても高く、ウエディングなどでもよく利用されているようです。



さて、いよいよディナータイム。
料理に合わせるナバーラのワインについては コチラ の記事を参照してください。


乾杯はロゼワインで


ホワイトアスパラと帆立貝 コラーゲン、黒トリュフソースと合わせて

さっぱりした味わいのアスパラと帆立は、もちろんロゼを。


イディアサバルチーズのアロス 塩鱈のコンフィ

ナバーラ周辺でつくられる羊乳のチーズ“イディアサバル”を加えた濃厚な米のリゾットが美味!赤ワインに合わせる料理でしたが、ロゼにもピッタリでした。


平目のプランチャ 茸の秋のエッセンスとハモンのパウダー

プランチャとは鉄板焼きのこと。
赤の軽いタイプが合うということですが、素材が平目なので、これもロゼにオススメ。


パンに添えられたオリーブオイルが超美味


イベリコ“プルマ”備長炭焼き 茄子のスモークピューレ ピキージョソース

プルマとはイベリコ豚の背中の肉の部位で、1頭から500gほどしか取れない稀少品。
ナバーラの食材であるピキージョ(パプリカ)のソースと合わせた、香ばしい一皿。
ピキージョにはテンプラニーリョを合わせるようです。


ラム酒の香るメープルのパルフェ 愛媛県産和栗のピュレとともに

メープルのパルフェが最高!塩キャラメル?やナッツが散りばめられ、このデザートにはノックアウト!


小菓子  ※写真は2人分



どれも手が込んでいて、洗練されたフランス料理のようでした。
これが最先端の新スペイン料理“ヌエバ・コシーナ”というものですか!

個人的には気取らないビストロ料理、その地方の伝統的な田舎料理などが好きで、正直に言えば、ナバーラのローカルな料理と合わせてみたかったですが、これだけ洗練されたヌエバ・コシーナと一緒でも、ナバーラのワインは少しも見劣りせず、いいマリアージュを見せてくれました。



コスパにも優れたナバーラのワインは 幅広いシチュエーションで活躍してくれそうです

特にオススメしたいのは ロゼワイン
今回のお皿のほとんどによく合いました。
日本でも、もっとロゼワインが飲まれてもいいと思いますが。

※ロゼワイン三昧したい方は、ぜひ 秋ロゼパーティーへ  → コチラ
(世界のロゼワインが飲めるイベントを都内丸の内で11/17に開催します)

小笠原伯爵邸
東京都新宿区河田町10-10


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする