ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

樹齢100年超の会津の柿

2013-10-15 23:13:58 | おいしい食べもん
この3連休に母が法事で喜多方の叔母のところに泊まりに行き、そのついでに会津の実家に寄ったそうで、柿を2個ばかりもらってきました。


きたやま柿 (福島県会津産)

母の実家の蔵の横にある、おそらく樹齢100年を超える柿
100年超えというのは、母が子供時代にすでに大きな木としてあった、というのが根拠とか。

“樹齢の高い木が付けるは実が少ない”というのがワイン用ブドウの世界では常識ですが、この柿は鈴なりに実をつけていたそうです。


「樹齢が高い柿は中にゴマが入って甘くなる」  と母

うん、たしかに甘い!

昔、祖父が生きていた頃は、秋になるとよく柿を送ってもらっていました。
それはこの柿ではなく、別の柿(会津みしらず柿)だったように記憶しています。

“きたやま柿”と母が呼ぶこの柿は、みしらず柿よりもずっと小ぶり。
でも、なにもしなくても甘~い
(みしらず柿は焼酎で処理して甘くします)

母が子供の頃に食べていた柿を、はるかに大人になった私が食べている不思議。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと贅沢で優雅なランブルスコ

2013-10-15 19:00:28 | ワイン&酒
イタリアの微発泡ワイン “ランブルスコ” の人気をひそかに実感しています。
というのも、このブログを訪問してくれる人がどんなキーワードアクセスしてくれているのかを調べた時に、ランブルスコがかなり上位に入っていたからです。

つまり、注目している人、気になっている人が多いということ。

私はランブルスコをいろいろ飲んでいる方だと思いますが、今日出合ったこれは、今までで5本の指に入るくらいに印象的でおいしいものでした。


Lambrusco Grasparossa di Castelvetro “Cantolibero” 2011 Tenuta Pederzana
(イタリア、エミリア=ロマーニャ州、DOC Lambrusco Grasparossa di Castelvetro)

黒ブドウのランブルスコは、地域によってさまざまな品種(亜種)があります。

このランブルスコは グラスパロッサ種(正式品種名はランブルスコ・グラスパロッサ)100%で造られている、セミセコ(やや甘)のフリッツアンテ(微発泡)。SO2不使用。アルコール11.5%。



やさしいタッチの泡で、きめ細かいムースのような口当たりです。
果実味はピュアでデリケート。しかもジューシーでうまみたっぷり。
セミセコですが、甘さは感じません。これなら辛口としてもいいように感じました。

キーンと冷やし過ぎず、ややぬるめでもいいですね。
むしろその方が、ナチュラルでふわりとした果実味を堪能できるかもしれません。

泡を飲んでいるというよりも、繊細で上質な赤ワインを飲んでいるかのよう
ゴクゴク飲むのではなく、ゆったりと飲みたくなります。
グラスはフルートグラスよりも、リースリンググラスくらいのものが良さそうですね。

ちょっと贅沢な、優雅な気分になれるランブルスコ です

(参考上代:4000円 税抜、 輸入元:ミナトワインインポート)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする