今年の3月、東京ビッグサイトで開催された「FOODEX JAPAN 2023」のフランスパビリオンで、印象的なワインがありました。
Château Pueche Redon (France)
シャトー・ピュエッシュ・ルドン
オーナーのシリルさん(Cyril CUCHE)に色々と話を聞き、試飲をしました。
印象的と思った理由はふたつ。
場所、ワインづくりの姿勢と味、です。
場所は南仏、モンペリエの北東、ニームの北西、ということで、ラングドック。
県はガール県。
町の名前がPUECHEREDON(ピュエッシュルドン) なので、ワイナリーの名前は地名から取っているんですね。
この周辺は私の好きな地域で、この地域の他のワイナリーを何軒か訪問したことがあります。が、ここは知りませんでした。
ピュエッシュ・ルドンが所有する土地は400haで、ブドウ畑は18ha。
栽培しているブドウ品種は7種。
白用が ヴィオニエ、グルナッシュブラン、ルーサンヌ、
赤用が サンソー、グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー。
1955年から家族で経営するドメーヌで、環境に配慮した持続可能な農業を行ない、余分なものを入れない、ナチュラルなワイン造りを25年前から行なっているそうです。
目指しているのは 生きたワインで、本物のワインを飲もう!を信条としている生産者です。
ワインは、白、ロゼ、赤、微発泡のペティアンなど。
土着酵母のみで醸造。
余計なものを入れず、無清澄、無濾過。
亜硫酸はゼロ、使っても最大15mg
白やロゼは口当たりやわらかく、ナチュラルで滋味。
ほっこりする穏やかな味わいで、うまみじわじわ~
ずっと飲んでいたくなるタイプ。
赤は種類が豊富で、軽くソフトなものからしっかりした味わいのものまであり、サイズがワイン名になっている「2L」なんていうワインも(笑)
シリルさんの遊び心がいいですね。
赤もうまみたっぷり です
Foodex初出展で、日本未入荷でした。
ラングドックは産地としても大きな可能性があり、個人的にも贔屓にしています。
シリルさんのワインも、ぜひとも輸入元が決まってほしいですね。
決まっても決まらなくても、次に南仏に行く時には、ぜひ訪問したいと思っています。
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