ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

フィレンツェ中央市場で名物のモツ煮パニーノを食す

2015-07-05 16:56:06 | おいしい食べもん
フィレンツェの街を散策するにあたって、どうしても行きたい場所がありました。
それは、フィレンツェ中央市場 -Mercato Centrale

さまざまな食材が買えるほか、イートインやフードコートもある というのですから、これは行かねば!

その中でも外せなかったのが、行列のできる食堂 「NERBONE」(ネルボーネ)

メルカート(マーケット)の1Fの隅にある店で、“ランプレドット”(Lampredotto)というモツ煮が人気ということなので、ぜひこれを食べてみたかったのです。


ランプレドットのパニーノ(3.5ユーロ)  赤ワイン(1.5ユーロ) NERBONE

日本でいうハンバーガー風のパンは、薄いビニールの袋に包んで渡されます。
パンの間に牛のモツがたっぷり挟まれていて、ボリュームがあります。

モツはやわらかく煮込まれていて、味付けも塩辛さはまったくなく、ちょうどいい塩梅。
サービスの際に、モツの上に赤いチリソースと緑のソース(バジル?)をかけてくれます。
パンもむっちり感があり、モツとよく合って食べやすかったです。

赤ワインは藁に包まれたキアンティワインのボトルから注がれました。
もう本当に気軽なワインで、モツ煮込みにはいい組み合わせでした。



ランチにボリュームたっぷりのパニーノと赤ワインをいただき、合計5ユーロ。
なかなか優秀。
ただし、パンにかぶりつくと手がベタベタになるので、ウエットティッシュ持参は必須です。




「ネルボーネ」はメルカートの中で長い行列ができる店として有名で、私が行ったときも、10人くらいの列ができていました。

順番が来るとレジで注文を言い、お金を払い、パニーノの場合はレシートをもらい、右手のカウンターで受け取ります。

カウンターのおじさんにレシートを見せてもなかなか話が伝わらず、さあ、困った。
パニーノは、モツと牛肉の2種類あり、私が欲しいのはモツの方。
モツならトリッパ?ランプレドット?
そう言ってもさっぱりわかってもらえず、おじさんが発した言葉で「ストーマ」というのを耳にしたので、もしや、ストーマとは英語のスタマック(胃)のイタリアバージョンでは?と気づき、「ストーマ、ペルファヴォーレ!」

ようやく受け取ることができました。
通路を挟んで店の前に並ぶテーブル席に自分で運び、やれやれ…

※イタリア語で「胃」は「stomaco、ストマコ、ストーマコ」と、後で判明



ここでサクッと簡単に食べたい人はパニーノがオススメですが(女性ならこれだけで充分かと思います)、何人かいる場合は、パン抜きのモツやカプレーゼなどの一品料理をいくつか頼むといいと思います。
メニューと値段は店のカウンターに出ていますので、よく見て注文するといいでしょう。

ただ、混雑して長居しにくい雰囲気なので、サクッと食べて、という感じです。
食べ終わったゴミはゴミ箱が、料理のお皿は下げる台が用意されています。
また、店の係りの人が時々回っていますので、ゴミやお皿を渡せばOKです。



NERBONE
Mercato Centrale 1F
メルカートの建物1階の四隅の一角を探してください


フィレンツェ中央市場
Mercato Centrale, 50123 Firenze

メルカートのリポートはまた改めて。



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