評価
現代のガリレオ、湯川学助教授と草薙刑事のコンビが5つの難事件に挑む連作ミステリー。
・燃える(もえる)
突然若者の頭が燃え上る。若者たちの騒音に怒った人間がある機械を使って殺人を実行したのだ。
・転写る(うつる)
池に浮かんだデスマスクの謎。殺人犯を逮捕するが、被害者のデスマスクはいかにして作られたか?湯川が解明。
・壊死る(くさる)
心臓だけ腐った男の死体が発見される。こんなに簡単に殺人が出来ていいのだろうか、その装置とは?
・爆ぜる(はぜる)
海水浴に来ていた女性が遊泳中爆死。恨みを持つ男のある化学反応を使った犯行。
・離脱る(ぬける)
容疑者のアリバイを幽体離脱して目撃したと言い張る父子。幽体離脱の嘘を湯川が暴く。
殺人の方法やそれにかかわる謎を紐解く構成で、意外に殺人の動機や人間関係はあっさりとしていて少し物足りない。ま~ドラマ化には手頃なんでしょうけど・・・