数日前からラジオなどで、皆既月食の話題が流れている。
今日の18時過ぎから3時間半にわたり東の空で見られる天体ショー。
19時半ころが月食の見頃らしい。
月の左下には天王星がみえるらしいが、この天王星が20時41分に月の蔭に入り、21時21分に月の蔭から出現する。
ここも見どころらしい。
天王星は、双眼鏡や望遠鏡がないとよくみえないかも。
惑星が皆既月食中に月の向こう側に隠れるのは、1580年7月26日以来、442年ぶりなのだそうだ。
1582年(天正10年)が、かの本能寺の変のあったといわれる年だから、当時の日本は戦国時代。
織田信長や明智光秀、秀吉などもきっとこの皆既月食を見ていたのかもしれないと思うと不思議な感じもする。
いろいろな天体が400年も500年も同じような経路でまわり続ける中心の力、エネルギーはどこで、なんなんだろう。
宇宙の中心というのは、どこで、宇宙の端はどうなっているのだろう?
端のない世界なら、どこまでそれが続いているのだろう?
こういうことを考え出すと「わからない」ということが「わかった」と納得するしかないのだけれど、「わからない」けれど、間違いなく変化を起こす不思議な力は存在する。
人智をこえた大きなエネルギー、解明できないパワーというものも確かにあると思わざるをえない。
今夕は、空を見上げ、そんな大きなパワーも少しは感じようか。
朝のうちに、双眼鏡の手入れをしておこう。
次回、皆既月食と惑星食(土星)が同時に見られるのは、西暦2344年、322年後らしい。
その時のわれらが地球号が、『ターミネーター』『猿の惑星』のような世界になっていなければいいけれど。