10月31日 めざましてれび
アートメークとは、
人に皮膚に針を用いて色素を注入し、唇、眉などの色合いを美しく見せようとする施術。
全国に広がりを見せるアートメークに絡んだ相談が
消費生活センターに相次いで寄せられている。
サロンなどで違法に行なわれるケースが増加し、
治療費をめぐるトラブルに発展することもあり、
国民生活センターは注意を呼びかけている。
アートメークを施した女性は
「時間が無いときに化粧をする手間が省ける。」
「汗や水に濡れても落ちない。」
と話している。
こうした声がある一方で、
国民生活センターにはアートメークによる健康被害の相談が5年間で121件寄せられている。
・角膜に傷がついた
・かさぶたが治らない上ラインがおかしい
・誤って目の下に色が入ってしまった
・友人の自宅で施術し、眉の形が変になった
痛み、傷という問題のほか、できばえ、仕上がりのトラブルもあるようだ。
アートメークをする業者の多くが、
アートメークは入れ墨ではありません、と手軽さをアピールするが、
これに対し国民生活センターは、
皮膚に針で色素を入れるという意味では入れ墨である、という見解。
日本では医師免許を有しない者が業として行なえば医師法違反に当たる。
タトゥーについては文化的な側面もあるとして医師以外を禁止する法律は無いが
アートメークについては明確に禁止されている。
アートメークとは何かについて業者を見解の相違があるようだ。
国民生活センターによると、
アートメークの相談の95%が医師免許のない業者の施術によるものと思われる。
アートメークが失敗した、除去したいという場合は
医療機関でレーザー照射を繰りかえすなど相当期間の通院が必要になる。
これは自由診療となるため費用も高額になる。
国民生活センターでは、
どうしてもアートメークを希望する場合は医療機関を利用するように呼びかけている。