11月21日 めざましてれび
食品に含まれる放射性セシウムの規制値を見直している厚生労働省は、
新たに「乳幼児用食品」の分類を設け、
粉ミルクや離乳食などの規制値を設定する方針を固めた。
これに内閣府・食品安全委員会は厚生労働省への答申で
子供は放射性物質への感受性が大人より高い可能性があると指摘。
甲状腺がんや白血病のリスクにもふれていた。
乳幼児食品の放射性物質規制値
ベラルーシ 37ベクレル/kg
EU 400ベクレル/kg
ユーデックス委員会(国際機関) 1000ベクレル/kg
日本 なし
保護者らの団体からは
「世論をくみ取り、子供の規制値をもうけたことは一歩前進。
どのような数値が打ち出せるのかしっかり注視したい。」
と話している。
厚生労働省は放射性セシウムの食品分類も見直して
現在、飲料水、牛乳・乳製品、野菜類、穀類、肉・卵・魚・その他の五つから
飲料水、牛乳など、一般食品、乳幼児用食品の四つにする。
日本の現在の暫定規制値はベラルーシと比べると
その値はかなりゆるくなっている。
厚生労働省は暫定規制値の見直しも進めていて、
現在の暫定規制値の1/5~1/10と国際的に見ても厳しい規制値となる見通しで、
厚生労働省ではこの案を24日の審議会で提案するということである。