11月29日 めざましてれび
北海道の人気菓子「白い恋人」を製造販売する石屋製菓は28日、
菓子「面白い恋人」の販売で商標権を侵害されたとして販売元の
「よしもとクリエイティブエージェンシー」と親会社の吉本興業などを
札幌地裁に提訴した。
白い恋人(12枚入り740円~)は1976年に販売開始。
白色の背景に青色と金色を貴重とした包装デザインで、雪山がモチーフ。
口の中でとろけるような食感が特徴のチョコレートを挟んだ焼き菓子で、
年間売り上げ約1億8000万枚、
売上高は約72億円。
北海道を代表する菓子として外国人観光客にも人気である。
面白い恋人(16枚入り1050円)は
同じように白色の背景に青色と金色が貴重だが大阪城が描かれている。
2010年7月に販売開始。
焼き菓子にみたらし味のクリームで、
発売1ヵ月半で約2万個を売り上げtwitterなどで話題になっている。
JR新大阪駅の「大阪のお土産ランキング」で2位になるほか、
京都駅や関西国際空港や東京都内の物産展でも販売されるようになった。
「面白い恋人」は去年8月、
特許庁に商標登録を出願したが、認められなかった。
石屋製菓は「面白い恋人」の商品名や包装を真似されブランドを侵害されたとして、
類似商品の販売差し止めと退去を求めている。
石屋製菓には「間違って買ってしまった」という苦情が寄せられていて
「長年築き上げた信用や名声に便乗し不当な利益を得ようとしている」ということである。
石屋製菓 島田俊平社長
「短期間で販売を終えると思ったが、
東京でも売られ見過ごせなくなった。
悪のりが過ぎ全然面白くない。」
よしもとクリエイティブエージェンシー広報担当
「大阪を代表するヒット商品。
突然の提訴なので戸惑っている。」