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進む温暖化 南極への影響

2012-12-12 08:19:38 | 海外ネットワーク


  12月8日 NHK海外ネットワーク


  氷に覆われた南極大陸にも地球温暖化の影響が及んでいる。
  飛行機が着陸する氷の滑走路。
  オーストラリアの観測隊のために研究者や物資を運んでいる。
  しかし氷点下5度より暖かくなると表面の氷が溶けて使えなくなる。
  昨シーズン発着できた回数は予定のわずか5分の1だった。
  毎年100人の観測隊員を送り込んでいるオーストラリア隊の活動にも影響が出ている。
  (オーストラリア南極担当局 タス・バン・オーメンさん)
  「飛行機が降りられないと科学者の派遣は難しくなる。
   滑走路が使用できない期間は
   今後 ますます長くなるでしょう。
   代わりの輸送手段を考えないといけません。」

  観測隊では潜水艇で海の氷の厚さを調べている。
  南極大陸の東部では氷が減り
  陸地とつながっていた氷山も漂流するようになっていることがわかっている。
  温暖化の影響が広がるなかペンギンの生息数も減少していると指摘されている。
  氷の下に生える藻が減少し
  ペンギンのエサであるオキアミが減っているためではないかと見られている。
  (オーストラリア南極担当局 タス・バン・オーメンさん)
  「海の氷に大きな変化が起きている。
   氷の減少でペンギンやエサとなる種にも影響が及んでいる。」
  さらに南極での環境の変化が
  オーストラリアの気候にも影響を及ぼしていることが最近の研究でわかってきた。
  気圧配置が変わりオーストラリアで干ばつが多発するようになった。
  (タス・バン・オーメンさん)
  「国際協力は不可欠です。
   私たちは気球規模の課題と向き合っている。
   1国で対応できるものではない。」
  
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