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貿易赤字 定着 その背景は

2012-12-23 08:19:12 | 報道/ニュース


  12月19日 Biz plus


  日本の貿易収支はながらく黒字だったが
  去年は31年ぶりに赤字に転落。
  今年も貿易赤字になる見通しである。
  1月から11月の貿易赤字は合わせて6兆円を超えていて
  2兆円余だった去年を大きく上回る。
  先月のLNG液化天然ガスの輸入額は前年の同じ月に比べ少し減ったが
  今年の1月~11月は5兆4千億余で
  すでに去年1年間の輸入金額を上回っている。

  そして貿易赤字の要因として浮かび上がってきたのが通信機の輸入急増。
  通信機の先月の輸入の80%近くが中国からの輸入だった。
  そのほとんどがアメリカのアップルが中国の工場に生産を委託したiPhone。
  その結果スマートフォンなど通信機の輸入額は2012年1月~11月で
  1兆9,841億円。
  貿易赤字6兆円の中でかなり大きな額である。
  貿易赤字の新たな要因になっている。
  スマートフォンは急速に普及しているため
  今後輸入がさらに増えることが考えられるが
  国際的な分業体制がすすむなかで
  スマホに搭載される電子部品や加工に必要な産業用の機械は
  日本から主に中国に輸出されている。
  国内ではスマホが売れているだけではなく
  スマホを使った商品やサービスの開発が盛んに行われている。

  スマホの輸入の増加をビジネスの拡大につなげて
  富の流出ばかりではない状況をどう作り上げていくのか
  そうした戦略がいま問われている。  
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