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LCC元年

2012-12-29 08:25:47 | 報道/ニュース


  12月27日 Bizプラス


  格安航空会社3社が就航してから初めての年末年始となる。
  大手航空会社とLCCの12月21日~1月6日までの予約状況は
  LCCは60%を超えていて大手航空会社に比べて高い。

  エアバスA320の操縦席を再現した訓練装置があるのは
  国内初の旅客機のパイロットを養成するための専門会社
  パンダ・フライト・アカデミー。
  深刻化しているパイロット不足を補うため全日空が開設。
  先月 国土交通省から認可を受けた。
  自前の設備を持たないLCCなどに装置を貸し出している。
  解説の背景にあるのはLCCが今年相次いで就航したことである。
  3月にピーチ・アビエーション
  7月にジェットスター・ジャパン
  8月にエアアジア・ジャパンが就航した。
  3社では現在 合わせて16機を運用しているが
  2015年には50機以上に増やす計画である。
  (エアアジアグループ トニー・フェルナンデスCEO)
  「パイロットはもちろん整備士の確保にも力を入れている。」

  こうした中で問題となっているのが世界的なパイロット不足である。
  この会社ではピーチ・アビエーションなど4社が訓練を受けている。
  大手航空会社OBや転職したベテランが中心。
  パイロットは機種ごとに免許を取得する必要があり
  今はLCCに多く使われる機種の訓練を受けている。
  (ピーチ・アビエーション 山田敏男機長(60))
  「今パイロット不足ということで健康面でOKなら65歳まで飛べる。
   65歳まで飛ぼうかなと思っている。」
  この会社では来年以降 中国やタイなどの航空会社からも訓練生を受け入れる。
  (全日空アジア戦略室 河合巌室長)
  「飛行機1機につき10名位のパイロットが必要になる。
   中国やアジアの方々が
   シュミレーター(訓練装置)を使いたい
   我々の中で訓練を受けたい
   というニーズはこれからさらに高まってくる。」

  これからさらにパイロット争奪戦が激しくなる。
  米の航空機メーカーのボーイングが
  各航空会社の航空機の数から必要なパイロットの人数を試算した。
  2013年までに新たに必要となる民間機のパイロットは46万人。
  このうち18万2,300人が日本を含むアジア・太平洋地域で全体の40%。
  とりわけ中国・インドなど新興国でのパイロット不足が深刻になると予想されている。
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