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東京五輪・パラ延期で東京・湾岸エリア 住まいは・・開発は・・

2020-08-25 07:00:40 | 報道/ニュース

7月31日 NHK「おはよう日本」


東京 湾岸エリア。
有明アリーナなどオリンピックの関連施設が集まる。
新たに建設された選手村。
大会後は23棟5,600戸のマンションとして整備される。
このマンションを契約した30代の男性。
妻と2人の子どもと3年後の入居を心待ちにしていた。
6月 男性にある手紙が届いた。
送り主は不動産会社。
内容は
“大会の延期に伴いマンションの引き渡しが1年程度遅れる”ということだった。
(選手村のマンションを契約した男性)
「やっぱり心の整理がつかない。
 戸惑いましたね。
 いつ頃引き渡し日が決まるのか
 まだ見えない。」
影響は家族にも。
マンションから歩いて3分のところにある選手村の食堂。
ここに建設されるのは小学校と中学校。
その完成も1年先送りになる見込みである。
長女は引越しと同時にこの小学校で入学式を迎えるはずだった。
(選手村のマンションを契約した男性)
「いま住んでいるところで長女を小学校に入学させると
 慣れた1年ですぐ転向させなきゃいけない。
 いろいろ分かる年になっているので
 ちょっとかわいそうかなと思う。」
マンションの契約をキャンセルすべきかどうか
男性は決めかねている。
湾岸エリアの中心部で10年前から進められてきた東京都のプロジェクトがある。
シンガポールや香港など
ビジネスと観光の拠点として大きな経済成長を遂げている臨海都市。
こうして“世界のライバルと戦える港湾地域として開発しよう”という構想である。
(東京都港湾局臨海開発部)
「こちらの観光・商業施設が集結したエリア
 それからビッグサイトを中心とするコンベンションゾーン。
 東京が国際的な存在感を発揮するためには
 このエリアは重要なキーになる。」
その象徴となる施設が
東京都が390億円をかけ整備した東京国際クルーズターミナルである。
世界最大級5,000人規模の超大型客船が停泊できる都内唯一の拠点として
オリンピックに合わせて開業する予定だった。
開業まで半年を切った今年2月
思いもよらぬニュースが飛び込んできた。
クルーズ船 ダイヤモンド・プリンセスでの集団感染である。
感染の拡大で東京五輪・パラリンピックも延期。
開業予定の見直しを余儀なくされた。
(東京都港湾局港湾経営部)
「率直に残念なタイミングかなというのはあるけれど
 今は正直 客船を運航できる状況ではないというのは実感している。」
新たな開業の目標は秋。
湾岸エリアのホテルや商業施設も交え
戦略の立て直しに動き始めている。
(東京臨海副都心まちづくり協議会)
「街の力 底力の見せどころかなと思うので
 皆さんで協力しながら東京都と一緒にやっていきたい。」
 

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