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“新たな魅力を” 九州交響楽団 ライブ初配信

2021-04-11 07:00:08 | 報道/ニュース

2021年3月17日 NHK「おはよう日本」


新型コロナの影響で各地の交響楽団が公演中止など苦しい状況に置かれるなか
福岡に拠点を置く九州交響楽団が
2月 初めてのライブ配信を行なった。
コロナ禍をなんとか乗り切ろうと始まった試みだが
コンサートの新たな魅力を伝える機会にもなった。

ライブ配信では指揮者の表情もまじかで見られるようにした。
さらに舞台袖のカメラでは演奏を終えた楽団員たちの様子もそのまま配信する。
(去年5月)
「公演がまた1個減った。」
九州交響楽団はこの1年コロナ禍に翻弄され続けた。
半年間にわたる活動停止。
そして2度目の緊急事態宣言。
(九州交響楽団 深澤音楽主幹)
「どうにかしないといけないと
 出てきたもの。
 大変な時期から生まれた1つのスタイル。」
2月2日
本番前
カメラの位置や角度の調整をギリギリまで行なっていた。
演奏に合わせて
どの映像を映し出せばライブを楽しんでもらえるか
入念に打ち合わせる。
「アップで抜かれたら顔がつぶれてしまうけど。」
ライブ配信という新しい挑戦に
スタッフたちからは大きな期待と緊張感を感じた。
(九州交響楽団 深澤音楽主幹)
「まさにライブのスリリングさというか
 その瞬間でしか味わえない生の魅力を存分に味わってほしい。」
いよいよ本番。
指揮者の小泉音楽監督は
コロナ禍の今だからこそ進化の時だという。
(九州交響楽団 指揮 小泉音楽監督)
「いい緊張でやれるんじゃないかと
 やっぱり音楽というのは力になる。
 遠いところまで届くように
 映像を通してでもなんとか表したいなと。」
演奏会の最大の魅力は音に包まれる生の演奏だが
新しい魅力をライブ配信では追及する。
演奏を終えた指揮者が扉の向こうで何をしているのか
ふだんはベールに包まれた舞台袖まで見せる。
演奏会はクライマックスを迎える。
カメラは迫真の表情をとらえた。
観客席は空席も目立ったが
ライブ配信で200人の観客も参加。
音楽でつながり会場は一体感に包まれた。
(九州交響楽団 深澤音楽主幹)
「本当に良い演奏だったと思う。
 ぐっときた 。
 すばらしい。」
「九州交響楽団の1つのカラーがお伝え出来たんじゃないかと満足している。」
九州交響楽団の新たな1歩。
クラシック音楽とこれまでにないコンサートの魅力を届ける挑戦は続く。



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