月曜日になりました。
インフルエンザによる生徒の欠席が、気になるまま朝を迎えました。
一言でいうと、2年生は総じて回復期に入っている、1年生は流行期にさしかかっていると判断しています。
ただし、2年生のなかでも、2Dだけは他のクラスの欠席が多くなり出したときには、罹患者はほとんどいませんでした。その分、遅れて本日2Dだけは欠席者が多かったので、今日と明日の2日間学級閉鎖としました。
一方、1年生は、ほぼどのクラスも6名以上の欠席であり、すべてのクラスを、今日を含めた3日間の閉鎖としました。
3年生は、今週末が私学入試です。インフルエンザになっている生徒は、ほぼいませんが、少しでも体調のよくない生徒は帰宅させます。
また、ご家庭で、お子さんの体調のよくない場合は、ためらわず欠席させてもらえますようお願いします。
さて、子育てについて、中学生への接し方の話題です。
反抗期にある子どもは、なかなかすんなりと親の言うことをきいてくれない場合があります。
かなり、手ごわい子もいます。
親が叱ったり怒ったりたりしたら、なおさら反抗します。
でも、子どもの行なっている行為が好ましくないときには、大人はやめさせなければなりません。
子どもの行動を注意するときのポイントは、親は叱ったり、怒ったりするのではなく、自分の考えや意見を言うことです。
ただし、「まちがえている」・「あっている」という価値判断を伝え、「この価値観に従いなさい」ではなく、私にとって「イヤだ」「困る」という感情で表し、「だからやめて」「同じことを繰り返さないでほしい」と、ダイレクトに伝えます。
ふつう、子どもは親にイヤな思いをさせたくないですから、「やっぱりやめたほうがいいかな」と気がつきます。
ただし、思春期の子には、もう少し公共性を広げ、親にだけでなく、もう少し周りの人たちに目を向けさせる方がいいでしょう。
つまり、「私(親)がイヤだから」ではなく、「ほかの人に迷惑になるから」と言います。
このことで、親以外の気持ちを推し量り、自分の行動がどうあるべきかを考えさせます。
静かなレストランで、周りの人がゆったりと、小声で談笑しているとき、さわいでうるさくする子には、「静かにしなさい」とか「だまれ!」ではなく、「ほかのお客さんの迷惑になるでしょう」と諭します。
親の一方的な価値観の押しつけに対して、独立した自己を主張するのが、反抗期の子どもです。
自ら好きで、迷惑をかけようとしているのではありません。
「やめなさい」には、過敏に反応しても、「人の迷惑になるから、やめてほしい」という親のストレートな意見には、的確に判断する理性をもっているのです。
それが中学生です。