箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

教師こそ学ぶもの

2018年02月16日 14時12分01秒 | 教育・子育てあれこれ



教師は、一般的にいって「教えたがり」です。

生徒よりも、知識をたくさんもっています。

teacher:
「それはね、こうなってこうなるので、こうなんだよ」

student:
「あっ、そうか」

この会話により、教師は自分が役に立っていると思い、満足します。

という点では、教えることが好きなのです。

私も前はそうでした。それが、教師の役割だと思っていました。

たしかに、それも教師の役割ですが、いまは、それは教師の役割の一つに過ぎないと考えいます。


あるとき、金八生徒のセリフを聞いて、考えました。

そのセリフとは・・・

「人から学ぼうとする人は、何からでも学べる。
人に教えようとする人は、何も学べない。」


でした。

これは、安易な教えたがりになるより、人の話や行動から学びなさい、という意味に、私は解釈します。

「生徒から学ぶ」という視点が必要になります。

また、よく似た言葉に、「教えることは、学ぶことである」があります。

これは、他者に教えるためには、あいまいさがないように確認したり、教えると自分がわかっていなかったことにも気づくので、結局は、学ぶことになるという意味でしょう。

教師こそ、学ばなければなりません。

(写真と本文の内容は、関係ありません。)