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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ポジティブなことを意識する

2018年02月10日 09時40分53秒 | 教育・子育てあれこれ



本日は私学入試です。

小雨の中、三中3年生は受験する高校に出かけました。

早朝より他校の大勢の中学生の姿を、駅やバス停で見かけました。

三中の子には、「落ちついて、自分の力を発揮しておいで」と、エールをおくりました。

緊張はするでしょうが、前向きな、ポジティブな気持ちと態度で試験や面接に臨んでください。合格を祈っています。



さて、幅10cmのしっかりと厚みのある長さ5mの板を部屋に置きます。

その上を、こちらから向こうに向かって歩くのは、健康な人なら、たやすいことです。

しかし、下は断崖絶壁で、はるか渓底に河が流れるような渓谷に張った、同じ幅10cm・長さ5mの板を渡るとしたら、たやすくできる人はほとんどいないのではないでしょうか。

同じ板でも、部屋の中なら簡単にできるのに、渓谷ならできないのはなぜでしょう。

部屋でなら、置いた板をわたることに意識を向けることができます。しかし、渓谷なら板から下へ落ちることに意識を向けるからです。それを決行すれば、おそらく渓底へ落ちていく可能性は高まります。

したがって、前向きなポジティブなことに意識を寄せれば成功しやすくなりますが、ネガティブなことに意識を向ければ失敗しやすくなります。

たとえば、サッカーのPK戦で、最後のシュートで勝敗が分かれる時、生徒が「失敗するかもしれない」と不安なままボールをキックすると、やはり失敗します。

だから、チームメイトやコーチは「入るよ、ぜったいうまくいくよ」と声をかけ、本人にボールがゴールに吸い込まれていくポジティブなイメージに意識を向けさせるのです。

三中3年生も、「やることはやった」、「合格するぞ!」という気持ちで、入試にチャレンジしています。