今日は、長崎に原爆が投下され、まる79年です。
ほとんどの人びとにとって、被爆地を訪問するのは一生に一度の機会です。
原爆資料館を訪れて遺品と対面し、被爆者の証言に耳を傾ければ、そのとき受けた印象や平和への願いは深く心に刻まれるのです。
このような惨劇に至ったのはなぜなのか、核兵器が使われたら、どんなことが起きるのか。
知識と考えを深めて平和の願いを持ち帰り、おのおののフィールドで平和を広げるのです。
国際情勢や状況がどうであれ、ヒロシマ・ナガサキが訴えてきた普遍的な平和とは何でしょうか。
それは国家という論理を超えた非戦・非核・非力の願い・理念だと思います,
1年に1度、8月6日・9日の平和式典に集った人々は平和の理念とそれを守っていく責務を改めて共有しなおし、連帯しあうのです。
紛争・戦争が起きるどうしようもない世界情勢に行き詰まったとしても、それぞれの地に帰って行動する。
それが平和式典が国という枠を超えた「市民の式典」といわれるゆえんです。
一方、平和と核兵器廃絶のメッセージを世界に発信するならば「唯一の被爆国という被害者の立場だけでは不十分です。
戦争を起こしアジアの人びとを死に至らしめたという過去の歴史に向き合い、戦争を二度と起こさないという決意を固めなければなりません。
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