新型コロナウイルスが流行り出した4月・5月ごろ、テレビではたくさんの人がいろいろなコメントをしていました。
新型コロナウイルスに関する情報が錯綜して、私たちの不安を掻き立てました。
政治家や医療関係者、大学の研究者、司会者、コメンテーターなどが、それぞれの視点から新型コロナウイルスについてのコメントを発していました。
(今もそうですが。)
しかし、ここで忘れてはならないことがあります。
政治家が考える新型コロナウイルスのこわさと私たちが感じているこわさは同じではないのです。
政治家は経済や景気対策のことを考えています。
また、別の人は科学的に新型コロナウイルスの脅威や医療のことを考えています。
でも、私たちは日常の生活がどうなるかを考えています。
テレビで話している人と自分の視点は、最初から違うのだということをわかっていないと、情報をちゃんと取り入れているのに、不安感がなくならないと、焦り出します。
すると、わからないウイルスへの不安はますます大きくなるのです。
つまり、溢れる情報の中で、何を信じるのかは、自分で見つけるしかないのでしょう。
情報をそのまま鵜呑みにせず、情報をもとに自分で考えること。
それがいたずらに不安に振り回されない心得です。
自然の中で暮らしていると、さまざまな情報に振り回されずにすみます。
新型コロナウイルスが拡大していても、自然の中では、変わることなく、
セミは鳴いています。
鳥の鳴き声も聞こえます。
夏草は繁ります。
雨は降ります。
小川のせせらぎの音が聞こえます。
風が吹きます。
月は輝きます。
そこには、変わらぬ自然の日常があります。
不思議と心が安寧に落ち着き、不安が消えていきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます