中学生になると、言葉や言い回しを自らに蓄え、人前でかなり話すことができるようになります。
また、相手にわかるように話すことができるようになります。
とはいっても、そういう子は一部であり、よくテレビで中学生や高校生がインタビューを受けて話す場合、なかなかちゃんと話せないなあ、と聞いていて感じることが多いものです。
やはり、10代の子どもがちゃんと相手に伝わるように話すことはたいへんなことです。
でも、子どもは話す機会が多いほど、頭の中が整理されてきます。その子のもつ語いは増え、知識と知識をつなげて、順序だてて話すことができますし、使う言葉も豊かになっていきます。
ですから、発達途上の子どもに対して大人は「子どもの話すことだから」と「上から目線」で眺めて聞くようなことは慎みたいものです。
子どもが話していて、その話が続かなくなったら、5W1Hで「何が?」とか「それは誰が?」とか「いつのことかな?」、「どのようにそうしたの?」、「どこで?」、「なぜ?」など質問を入れていきます。
すると、「ああ、こう話せばいいんだ」と学んで、話せるようになってきます。
学校での生徒の問題は、先生とその生徒の関係にあるのです。
また、その話し方の程度は、よく話せるまわりの子どもと比較するものではありません。
あくまで、その子自身が、たとえば3年前の自分と今の自分と比較して、「ここまで話せるようになった」と自分が感じるものです。
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