人がこの世界を生きていくにあたって、苦しいことやつらいこと、悲しいことに何度出会うことでしょう。
もちろん、それに打ちのめされるだけではなく、「もう気にしないようにしよう」いう心の働きが起こります。
とはいえ、そんなすぐに気持ちを切り替えるのは難しいときもあります。
そんなときには、「遠回りしてもいい」というゆったりとした心構えがいいのではないでしょうか。
時間が少しずつ経てば、自分の気持ちに余裕
ができます。変わっていけるときがいつか必ずくる。
そう思うことで、気持ちの切り替えが少しずつできるようになります。
「気持ちを切り替えて」と、わたしも落ち込んだ中学生に言ってきました。
気持ちの切り替えは、子どもが前を向いて歩き出すときに、とても大切なことです。
入賞を目指して部活にがんばってきた生徒が入賞できなかった。
公立高校の志望校を目指して学習に励んできた生徒が入試で不合格だった。
気持ちを切り替えて、部活での練習の積み上げてきた道筋があるんだから。
気持ちを切り替えて、併願で合格している私立高校へ進めばいいじゃないか。
このように、失敗やつらいことをひきずらないためには、「気持ちの切り替え」はぜひとも必要なのです。
ただし、生徒によってはそうすぐには切り替えられない子もいます。
それでも、「遠回りしてもいい」というゆったりとした心構えでゆっくりと気持ちを切り替えていくという含みをもたせて語りかけるのです。
この「遠回りしてもいい」というゆったりとした心構えは、おとなが日々を生きていくにも有効な手立てです。
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