わたしは教職をめざし、教員採用試験を受ける大学生のサポートをする仕事もしています。
採用試験の面接の指導もしますが、Story Tellingの手法も効果的であると言っています。
たとえば、「困難なことに屈せず、乗り越えた自身の経験はありますか?」に対して、答えるときに物語を語るように自分の経験を話しなさいというやり方を説いています。
もちろん冗長にならず、コンパクトにまとめるという条件はつけています。
物語は、聴く人に感動を与えたり、心を動かす効果があります。
「部活でチームがバラバラになる危機に直面したとき、心が折れそうになりました。でもチームメイトと相談し合い、まず後輩とのコミュニケーションを多くとり、後輩との信頼感を高めました。
そこでできあがってきた信頼関係により、活動実績が増えてくると、同期のメンバーともつながりました。・・・」
WBCで優勝した日本チームを率いた栗山監督も、インタビューで何度も「物語」という言葉を使われていました。
「9回裏で二死になり、トラウト選手がバッターボックスに入ったときのことです。
最後に大谷選手対トラウト選手で試合の最後が決まるのというときに、勝てるかもしれないと初めて思いました。」(大意)
物語は感動を呼びます。
話すことの論理性や一貫性はもちろん大切ですが、聴く人の心を動かすのは、話し手の感情であることもあります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます