箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

2023年 年頭にあたり

2023年01月01日 12時50分00秒 | 教育・子育てあれこれ
明けましておめでとうございます。

自分が教育関係の仕事に従事しているため、年明けにこの1年を展望するとき、教育や子どもを軸にして考えることになります。

教育、子どもについては、今の少子化のことが気がかりです。

私の小学生のころは「ただいま11人」というテレビのホームドラマをTBSがやっていました。

これは、夫婦に息子2人、娘7人の子どもがいる11人家族に繰り広げらる物語でした。


昭和の時代は子どもが多いのはけっして珍しいことではありませんでした。

私の父は6人きょうだいで、やはり子どもの数は多かったのです。

しかし、いまの日本の出生率は1.30を割る状況で少子化の流れはとまりません。

なぜ子どもの数は減っているのか。

さまざまな要因があり、一つではないと思われます。

*将来の見通しが見えず、夫婦が子どもを持つことをためらうから。

*子育てや教育にあまりにもお金がかかるから。

*子どもより、自分(たち)の生活を優先させたいから。

おそらく理由はさまざまなのでしょう。

ということは、少子化に歯止めをかけるには、複数の理由に対応する解決策が必要になるのでしょう。

保育所を整備する。

児童手当の金額を増やす。

高等教育までを無償化する。

特に若い世代の雇用を安定させる。

男性が育児に参加するようはたらきかける。

結婚を促すため、出会いの機会増やすことやマッチングアプリを充実させる。

子育てはしんどいこともあるが、子どもと過ごす日々は喜びも多く、子どもの成長をうれしく思えるという価値もあるメッセージをSNSで発信する。

・・・・・・・・・

このように、多様なサポートや対策が求められるのだと思います。

子どもは多いほど、にぎやかで楽しい世の中になると、わたしは思います。

教育は日本社会の将来の発展に向けた先行投資の役割を担っています。



今年の干支にあやかれば、卯年は性質が温厚で、多産であるので、少子化対策を講じる方策を本格化するきっかけになればいいと思います。

また、うさぎの温厚な性質は、人はばとが自分の不満の刃を他者に向けがちな時代にあって進むべき、対話による歩み寄りを示す年です。

とりわけ教育面では卯年にちなみ、家庭円満・子孫繁栄の価値を再認識する年になることを展望します。









コメントを投稿