大阪の箕面市には人権宣言があります。
今年は制定30周年になります。
箕面市人権宣言
わたしたち、みのお市民は、みどり豊かなわたしたちの街をこよなく愛しています。
この街に住み、この街で暮らすすべての市民がだれひとりとして「人権」踏みにじられ、涙をこぼすことがあってはならないと願っています。
わたしたちはそのために、引きも切らずに続く「にんげんを否定する」ことがらに、しっかりと向き合い、それをなくすために行動したいと考えています。
このように、愛すること、願うこと、考えること、行動することは、みのお市民のたからかな誇りです。
わたしのために・あなたのために・みんなのために、にんげんの街みのおを育てます。
日本国憲法のこころ、市民の風で、ここ箕面市を「人権の街」として宣言します。
平成5年(1993年)12月22日 箕面市
今、30周年記念として、それを朗読する活動を行なっています。
朗読すると、ただたんに読むだけではなく、読み手の思いや感情が入ってきます。
たとえば、「だれひとりとして」のフレーズなどには自然と強く読むように、わたしはなります。
翻って思えば、言葉に思いや感情を込めるのは、分野は違えども演劇や芝居でも原点になります。
その一つ一つのセリフに対して、聞いた側は反応してセリフを重ねていき、演劇や芝居ができていくのです。
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