箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

言葉に思いをのせる

2023年10月11日 06時56分00秒 | 教育・子育てあれこれ
大阪の箕面市には人権宣言があります。

今年は制定30周年になります。

箕面市人権宣言

わたしたち、みのお市民は、みどり豊かなわたしたちの街をこよなく愛しています。

この街に住み、この街で暮らすすべての市民がだれひとりとして「人権」踏みにじられ、涙をこぼすことがあってはならないと願っています。

わたしたちはそのために、引きも切らずに続く「にんげんを否定する」ことがらに、しっかりと向き合い、それをなくすために行動したいと考えています。

このように、愛すること、願うこと、考えること、行動することは、みのお市民のたからかな誇りです。

わたしのために・あなたのために・みんなのために、にんげんの街みのおを育てます。

日本国憲法のこころ、市民の風で、ここ箕面市を「人権の街」として宣言します。

 平成5年(1993年)12月22日  箕面市


今、30周年記念として、それを朗読する活動を行なっています。


朗読すると、ただたんに読むだけではなく、読み手の思いや感情が入ってきます。

たとえば、「だれひとりとして」のフレーズなどには自然と強く読むように、わたしはなります。


翻って思えば、言葉に思いや感情を込めるのは、分野は違えども演劇や芝居でも原点になります。


その一つ一つのセリフに対して、聞いた側は反応してセリフを重ねていき、演劇や芝居ができていくのです。



コメントを投稿