学校教育の現場ではよく感じることですが、日本の子どもはおしなべて、自尊感情が低いということです。
自尊感情のなかでも、自己肯定感が低いということです。
これは、外国の子どもとの討論会等ではその傾向がはっきりと現れます。
日本の子どもは、周りを見て、その様子を伺ってから意見を述べようとします。
しかし、外国の子はあまり周りを気にせず、自己主張できます。
なぜこうも日本の子は自分に自信がもてないのでしょか。
それには、いくつかの理由が考えられます。
日本の社会や学校では同調圧力が強くはたらきます。
周りの子の人の様子をみて、自分だけが突出しないように、最高度の気をつかうようにしむけられているからと考えられます。
また、小さいとからほめられて育った経験に乏しいため、自信をもてないから消極的になるからとも考えられます。
それで、自己肯定感が低いですね、仕方ないですねとなるかというと、そうでもないのです。
TikTokやインスタなどのSNSの世界では、自分のダンスを披露したり、ファッションを披露したり、体験したことを自由に発信しています。
人間関係のしがらみがないところでは、自由に自己表現がてきるのです。それだけ日々の日常では、抑圧され抑えつけられ、がまんしていることの反動かもしれません。
また、大学生や若い教員がグループワークとかを数人のグループで行うと、けっこう自分の考えや意見を話し、和気あいあいとした会話ができるのです。
誰もが高い潜在化した話したいという意欲をもっていると改めて感じるのです。
潜在力がありと自身で気づいた子は、イキイキと話すようになり、伸びていきます。
このような経験をたくさん積み、グループで知恵やアイデアを出して、他者から評価され、自己評価につなげ、自分の自信につなげていく学習活動が学校教育の中で行われることが、自己肯定感をあげていく効果をもちます。
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