大阪万博2025は、資材高騰や人手不足で4月開幕が延期や中止という話も出ています。
建設費が膨らみ、数カ国が撤退を表明しました。
ただし、その一方では、先日大阪に149カ国等が集まり、参加者会議が開かれました。
あらたにスエーデンやチリの参加表明があり、160ほどが参加主体になっています。
そう考えれば、参加国は多いのですが、今一つ万博の目的がはっきりせず、人びとから共感を集めていないのが、今回の万博です。
わたしは、1970年の大阪万博を経験しています。
「人類の進歩と調和」がテーマでした。
万博では、ムービングウォークやテレビ電話など、当時の最新のテクノロジーが導入され、それをきっかけに後ほど日常生活への広がりを見せました。
また戦後の日本は、軍国主義国でもなく、戦争犯罪国ではないという打ち出しを世界に向けて宣言する機会でもあったのが70年万博だったのです。
大成功だった万博と言えるでしょう。
その点で見ると、2025年万博はコンセプトがはっきりしません。
それこそ、ウクライナや中東で戦争が起こっている今、恒久の平和を希求するというようなコンセプトで万博を開く意味を新たに打ち出すことが必要です。
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