昨年の6月から12月までの学校での新型コロナウイルス感染状況が公表・報道されました。
それによると、小・中・高・特別支援学校では、6159人の児童生徒、教職員が感染しました。そううち、教職員の感染は830人でした。
11月25日までの件数と比べますと、それ以降の約1か月間で、児童生徒は1.9倍、教職員は1.8倍増えたことが明らかになりました。
12月末までの集計では、何らかの症状が出た児童生徒は48%、教職員は76%でしたので、やはり子どもよりも大人の方に、症状が出やすいことがわかります。
重症になった児童生徒はゼロ、教職員は2人でした。
感染経路については、学校内の割合は児童生徒・教職員ともに約15%で、集団感染は多くないことも明らかになりました。
学校が、消毒の徹底、近距離にならない、3密を避けるなど、感染防止に努めてきた効果が出ているのかもしれません。
学校での集団感染のケースが少ないことから、1月5日に出した文科省の通知では、地域一斉の学校休業は、ハイリスクでない限り避けるとともに、一校で児童生徒や教職員が感染しても1人だけなら休業しないよう、各自治体に求めました。
いまは、おりしも入試シーズンです。
都道府県に緊急事態宣言が出ている、出ていないにかかわらず、学校側としては感染を出さないよう、万全の体制で入試を行います。
また、必要なときには欠席者のための追試を用意します。
受験生のみなさんは、制限された環境での実施になりますが、自分の力を十分に発揮できるよう願っています。
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