中学2年生の国語科と美術科のコラボ「マイアニバーサリー」の作品から11月の分を紹介します。
いちばん最初のカバー写真では、今も昔も変わらない中学生の行動(落ち葉をいっぱい集める)と心情(笑顔が出る楽しい気持ち)を五七五七七の歌にとじ込めています。
その風景の描写を、さまざまな色の紅葉の葉を散りばめ、はりつけています。
さらに、笑顔の女の子のイラストが、楽しさやうれしさを印象づけています。
中学生のみずみずしい感性が、作品に表れていて、観る者までが楽しい気持ちになります。
部活では、3年生がすでに引退しており、2年生はチームの中心になっています。
新型コロナウイルス感染防止のため、制限がある中でのバレーボール部の生徒。
練習に精を出し、部活動に励んでいる様子が「パチン」という表現で伝わってきます。
これも、今も昔も変わらない、中学生の一風景です。
ところが、下の句では突然「もう塗らなくていい 日焼け止め」という言葉が出てきて、意外な展開を見せます。
しかし、いまの中学生らしさを感じさせ、わたしは深く納得しました。
さて、秋の深まりの終わりには、きれいで真っ赤に色づいた紅葉も落葉します。
それは終わりではなく、新しい季節が到来し、また新しい花を楽しみに待つのです。
次につながる展望の気持ちを呼び起こします。
かくして、季節は巡るのです。
中学生の感覚と感性、そしてそれを複数教科のコラボ作品として表現する工夫をわたしは高く評価したいのです。
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