日本の男性ファッションブランドとして、1960年代から当時のアメリカントラディショナルのトレンドを築いたのがVANでした。
いわゆる「アイビールック」や「みゆき族」を生み出しました。
当時、そのVANが手本にしたのが、アメリカのアイビーリーグの学生たちのファッションでした。
アイビーリーグとは、アメリカ合衆国の北東部にある8校の名門私立大学の総称です。
ハーバード大学、ブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、エール大学が加盟します。
日本では、これらの大学のロゴマークを入れたスエットシャツ(トレーナー)、Tシャツ、パーカーなどは、いまもよく目にします。
さて、そのアイビーリーグの大学では,最近女性学長が相次いで生まれています。
たしか8大学のうち6大学で学長は女性です。
では、日本の場合はどうでしょうか。
初めて女性が学長になったのは20世紀の終わりの1997年でした。明治時代の「学制」発布後およそ150年の大学の歴史がありながらです。
そしていま全国の4年制大学では109人が女性学長です。それは全体の約14%程度です。
なかでも国立大の女性学長はとても少ない状況です。
学長の選考はどのようにきまるのでしょうか。学長の多くは、副学長または学部長から選ばれますが、その役職のほとんどが男性で占められているのが現状です。
アイビーリーグでいま女性学長率は75%ですが、1994年までは0%で「男性中心社会」だったのです。
べつにアメリカと同じでなければならないという問題ではないですが、あまりにも少ないのは今の日本社会の現状での問題を表しています。
世界の流れは総じて「ダイバーシティ}(多様性)に向いていますが、日本では言葉だけが先行して実態が伴っていないのです。
本音のところで、女性はリーダーに不向きなのでしょうか。日本では「そうだ」という人・考える人も一定数いるのが現状でしょう。
でも世界の今の常識では、それとは逆になっています。
「共感力」・「柔軟」・「利他」・「表現力」・「忍耐強さ」などがリーダーの資質として必要とされるという認識がありますが、それらの特徴はすべて女性に見受けられやすいという調査があります。
もっとも、日本の女性議員のなかには、人としてのかけがえのなさをまったくといっていいほど認識せず、問題発言を繰り返す人もいますが、それは論外です。
ドイツのメルケル元首相が呼びかけた新型コロナウイルス感染対策では、多くの国民が共感し、賛同しました。国民の心に琴線にふれる女性リーダーだったといえるでしょう。
いまどんなリーダーを求めるかで、国の将来はかわっていくでしょう。女性が選ばれない国は将来への選択肢をはじめから「いりません」と投げ出しているようなものです。
私の91歳の父親から聞いた話
戦前の国立大学は男子しか入れなかったそうで〜
戦前で女性が大学に行く場合、御茶ノ水か津田塾
(当時だと高等尋常小学校の小学校卒が殆どで、
小学校から中学校に進むのはクラスのうち一人か二人、中学校から大学【父の時代に途中から高校が出来た】に進むのが,更にクラスのうち一,二人だったそうです)
戦後3~4年後に九大法学部に入った時、
女性はたったの3人で、親は弁護士や裁判官のみの恵まれた家庭
(そんな時代に入った三人の女性だったので成績はとても良かったとか)
しかし,当時はそうした高学歴でも女性は就職先が無く、二人は専業主婦に〜
父親が弁護士事務所を経営している方のみ,父親の事務所に入ったそうですが、顧客自身が女性を茶汲みレベルとしか見ず、随分悔しい思いをしたそうです。
後半の男性女性の格差は数年前に聞いてビックリしたのですが、
アメリカだって似たようなモノなんだと、
[ビリーブ!]の映画を見て知りました。
まあ、アメリカなんて、一応,黒人の権利が確立されて50年程度┐(´д`)┌ヤレヤレ
スイスの一部の州では二十数年前まで女性に参政権はありませんでした。
それが正しいとは全く思いませんが、歴史を直視するならば、世界人権宣言が75年前〜
人間の歴史は、常に差別と格差があるのが現実ですね〜
┐(´д`)┌ヤレヤレ
ただ、日本で男女協働参画社会実現を目指すには、その旗印として男女同比率を掲げることには、一定の合理性があると思います。